渋谷の青山通りにあるオーガニックレストランnavvareにて、エシカル・コミュニティナイトvol.3を開催しました。今回40人近くが集まり、オーガニックワインやオーガニックの食材で作られた料理を囲んで交流を深めました。大学生から60代までの幅広い層の人たちが集まり意見交換を行うことは、深くエシカルについて知り、考えるためにとても重要な場であると感じています。

 今回お呼びしたゲストは三人です。一人目はアーティストのAKIさん。スペインで行われた国際コンテストで金賞を獲得するなど、日本はもちろん海外でも大活躍されています。navvareから受けたインスピレーションで絵を描いて頂きました。「自然の中で食事をすることをイメージして描いた絵です。」と言うAKIさんの絵はとても色彩豊かで優しく、参加者の皆様も感動していました。さらにAKIさんは参加者ひとり一人から得るインスピレーションで、即興で動物に例えて絵を描いてくれました。とても力強いライオンや麗しい金魚、愛嬌のあるネズミ等など、参加者のほぼ全員がAKIさんに描いてもらい、見せ合いっこしながら笑いが絶えませんでした。また、AKIさんは絵を通して、自然や動物を守る環境保護や障害者の支援を行う取り組みも行っています。その一つがオーガニックコットンメーカーである〝オーガビッツ″とコラボレーションした服やハンカチ等の商品の販売です。そしてなんと今回、コミュニティナイトに参加された方一人一人に、AKIさんの絵が描かれたオーガニックコットンで作られたハンカチをプレゼントして頂きました。皆さんとても喜んで受け取っていました。

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 ゲスト2人目は、パタゴニア日本支社長の辻井隆行さんです。
全コットン製品をいち早くオーガニックに切り替えるなど、さまざまな環境保護活動をビジネスを通して行う企業として知られる、アメリカのアウトドアブランドパタゴニア。
今回辻井さんには、長崎県で建設計画の進む石木ダムの建設阻止活動についてのお話しをして頂きました。石木ダムの主な目的である隣市の佐世保市のための水の確保も、水の需要が減少してきている現状必要ないとされています。さらにダム建設予定地である長崎県川棚町にはいまも住民が暮らしており、国や県のレッドデータブックに登録されている100種以上の植物や生物が生息しています。辻井さんいわく、個人としても、すべてのダム建設に反対しているというわけではないとのこと。石木ダムのように不要なダムに貴重な税金を使う必要があるのか、人権や環境を侵される必要があるのか、多くの人が知り、考えるが大切なのです。

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 最後のゲストは株式会社博報堂でCMプランナーとして活躍する一方、映画監督としても活動されている山田英治さんです。山田監督は、辻井さんと出会ったことがきっかけで、先の石木ダムを題材にした映画を現在撮られています。制作途中の映像を見させて頂きましたが、そこには長崎県川棚町の自然豊かな環境、そこに暮らす人々の笑顔、文化が映し出されていました。この映画ではダム建設撤廃を訴えているわけではありません。川棚町の環境や人々にスポットをあてることで、ほんとうにこの自然や笑顔を失ってしまってもいいのか、観る人にそう訴えかける映画なのだと感じました。今現在、山田監督は映画をクラウドファンディングで制作中。少しでもご興味ある方は以下のサイトをご覧いただきたいです。
https://a-port.asahi.com/projects/kobaru/

 今回3人のゲストに共通して言えることは、AKIさんは絵を通して、辻井さんはビジネスを通して、山田さんは映画を通して、多くの人に社会の中で問題とされていることを知ってもらい、その上でどういう選択を行うのか、ということを訴えかけています。今回参加された方のなかにはエシカルに今まであまり関心を持っていなかった(知らなかった)方もいらっしゃいました。そういう多くの方たちとこういった話を共有し、意見を言い合い、社会のために、未来のために正しい選択をしていきたい。それがエシカル・コミュニティナイトの願いです。

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