エシカルはたくさんの問題提起を含んだ概念ですが、その全体像を捉えるのは難しいことです。そもそもエシカルとは何か。エシカル消費をもう一歩進めるためにはどうしたらいいか。そういった声を受けて、一般社団法人エシカル協会代表理事の末吉里花が入門書を書き下ろしました。

 毎日、食べているもの、着ているものはどこから来ているのか。現場では何が起こっているのか。まずは、「知ること」がエシカルの第一歩。実際、トヨタ、イオン、パタゴニアなどの企業も「知る」ことから変わり始めました。変革の時を迎えた企業の動きも丁寧に伝えていて、ビジネスパーソンにも必須の一冊となっています。
 また、しばしば価格が高いとされるフェアトレード品やオーガニック製品ですが、心ある企業を「買い支える」ことから始まる循環がある、と勇敢に説いています。消費者だからこそ「できること」があります。「一人の百歩より、百人の一歩」。私たちの個人消費は、日本のGDPの6割を占めます。巻末には、エシカルショッピング・ガイドを収録。毎日の生活から世界を変えていく、そのヒントを示しています。