皆さま、こんにちは桑原です。
最近は気温が少しずつ涼しくなってきて身体を動かすのが気持ちいい季節になりました。サイクリングをしていると金木犀の優しい香りや、銀杏のクセになるあの匂いにも出会うようになり、秋の始まりを感じます。僕は去年はオランダに留学しており勉強に追われていたので、今年はいっぱい読書して運動して日本の秋を満喫したいと思います。皆様はどのように過ごされるご予定でしょうか。

さて、第二回の講座ではNPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンから事務局長である中島佳織さんにお越しいただき「フェアトレードはなぜ必要?認証のしくみとは?」についてお話をいたただきました。

フェアトレードは前回の講座「エシカル消費」にも登場しましたが、途上国生産者と公正な取引を行うビジネスの仕組みのことでした。
従来の取引では、製品が誰によって、どこで、どうやって作られたかが不透明であるため、私たちが普段何気なくする買い物はどこかで誰かを傷つけてしまっているかもしれないリスクがありました。例えば世界には未だに4030万人の奴隷労働者がいると言われており、子供が働かされているケースも珍しくありません。実際にインドには40万人、アフリカには200万人もの児童労働の実態があるのだそうです。

2017年のグローバル化が進む現代でもまだまだ多くの人権侵害が行われているなんて驚きですよね。ちなみに東京都の人口が1370万人なので、その三倍もの人が奴隷として働かされているんです! …とても無視できない問題です。

フェアトレードはそうした人権侵害の問題を解決するために、洋服や食糧を作っている途上国の生産者から私たち消費者の手に届くまで、安全性や透明性を確保しており、具体的には児童労働をしないことや人体に害のある有害な化学薬品の使用禁止などの様々なルールがあります。

またフェアトレードには気候変動の被害を受けやすい農家が継続的にビジネスを続けていけるようにミニマムプライス(最低価格保証)が設定されています。これにより需給のバランスが崩れ国際市場がどんなに荒れようが、生産者は最低限の生活を保障されます。

長々と書きましたが一言でまとめると、「作る人も使う人もみんながハッピーになれる製品」のことをいうのだと思いました。

フェアトレード製品は製品の裏側で誰も傷ついていないことを保障しているのですね。私たちが影響をしっかり考えながら買い物をすることで、世界を少しでも良い方向に変えることができるのですね。

このフェアトレードは世界中で様々な取り組みがされており、イギリスでは駅職員の制服にフェアトレードコットンが採用されていたり、フェアトレードスクールという認定制度もあり学校教育に積極的に取り入れられたりしています。

日本でも学校の教科書に掲載されたり入試試験の設問に登場するようになったそうです。最近では名古屋市立小学校の学校給食にフェアトレードされたニカラグア産の白ごまが使われました。

残念なことは世界と比較したときに日本のフェアトレードの広がりはまだまだ弱く、解決すべき課題があるのも事実なのだそうです。それでも少しずつ確実に社会はエシカルなものを求めるようにシフトしており、近い将来はこれが当たり前になるのは間違いありません。

その日まで 5年後10年後に日本の社会がどのようになっていてほしいかを考えながら日々過ごしていくこと大事なのでしょう。

さて、次回の講座では株式会社FEM代表取締役の山口真奈美さんにお越し頂き、私たちがお買い物をする際に参考にできる認証ラベルの制度についてお話いただく予定になっています。
認証ロゴはエシカルなお買い物をするために欠かすことはできないツールの一つなので、エシカルコンシューマーなら是非とも参加しておきたい講座の一つなのではないでしょうか!次回も定員ございますので、ご予約はお早めに!

僕も今から楽しみです!
では!

次回の講座
10月10日(火) 「エシカル&サステナブルな認証ラベルの世界」
山口真奈美さん(株式会社FEM代表取締役、Ethical Life Advisor)

【開催場所】
オーセンティックワークス セミナールームABC
東京都新宿区四谷2-11 アシストビル5階
・東京メトロ 四谷三丁目駅より徒歩5分
・JR、東京メトロ 四谷駅より徒歩7分

それでは皆様とお会いできること楽しみにしております!

桑原