2018春 エシカル・コンシェルジュ講座第九回レポート

こんにちは、メディアコミュニケーターの桑原です。
お盆に入りましたが、まだまだ猛暑が続き、熊谷や岐阜では40度を超える気温が観測されているので、引き続き体調に気をつけて、こまめな水分補給を心がけてくださいね。

さて、本日で講座最終回となりますが、講座申し込みページで過去にエシカルコンシェルジュ講座を受講した受講生からのご意見やご感想がお読みいただけるのはご存知だったでしょうか。エシカルな生活と普及について考えられるようになったという声や、サステナブルの理念のある会社に転職したという嬉しい声が寄せられているんです。

というわけで、今回の講座では
【コンシェルジュたちの報告:多様なエシカルの実践の形】をテーマに2017年秋にエシカルコンシェルジュ講座を受講されたエシカルコンシェルジュの 皆様に活動について順番にご紹介いただきました。

今回は4人のエシカルコンシェルジュの皆様に講演していただきましたので、一人ずつ順番にご紹介してまいります。

① 三橋康司さん
一般的にオーガニック製品に興味を持ち始めるのは、環境に配慮したり、身体を気遣ったりすることから始まる人が多いですが、三橋さんとオーガニックとの出会いは麻布十番でオリーブオイルを持って飛び込み営業をしていた頃に遡ります。当時外食産業の貿易の仕事をしていた三橋さんは自分で仕入れる製品の理解を深めるためにオーガニックに関する勉強会に参加するようになりました。そこでオーガニッククルー代表取締役、およびエシカル協会の理事である森との出会いをきっかけに当時、中目黒で開催していたエシカルコンシェルジュ講座の前身であるフェアトレードコンシェルジュ講座に参加するようになりました。色々な場面でオーガニックやフェアトレードに関する意見交換をするうちに、「いいものだけど、実際にはなかなか売れない」というオーガニック製品の現実に直面し、この状況を変える必要があると思うようになりました。

これについては勤め先の営業を通じても痛感しており、次第に自分の力でなんとか「オーガニック」そのものを広げる活動をしたいと思うようになったそうです。普及には様々な方法がありますが、現在は様々な人と意見交換を行ないながらその方法を模索しているそうです。まだ具体的な手法は見つけられていませんが、1人の百歩より100人の一歩に期待を込めて、「良い」から「選ばれる」製品づくりに三原さんは挑戦しています。

② 石井樹理さん
空水土coup mead副代表
石井樹里さんが副代表を務める空水土(coup mead)は島根県益田市でみつばちと暮らしながらお米や真菰も丁寧に育てる養蜂農園です。自然の恵みそのまま凝縮した「はちみつ」をお届けしています。養蜂家は仕掛けを設置して蜂が集めてきた蜂蜜を採集するだけの単純な作業だと思われがちですが、実はこの蜂蜜を持続的に採集するために、養蜂家はもっとたくさんのことをしているのだそうです。収入源である蜂蜜を生み出す大切なパートナーの蜂が快適に山で過ごせるように環境管理を行うのだそうです。美味しい蜜が採れるように花を植え、開花を見守ります。働き者の蜂たちが美味しい水を飲めるように水質にも配慮するなど、森や山の環境にも気を配っています。なので蜂蜜を買って養蜂家をサポートすることはその地域の里山を守ることにもつながっていくのだそうです。このことから蜂蜜を買う際に原産地域にまで配慮できると、蜂蜜選びがこれまで以上に楽しく、意味のあるものになると石井さんは言います。そんなことを色々な人に伝えていくうちに、蜂蜜を守る活動が学校で使われる教材にまで発展していったそうです。小学生に授業を開催したこともあり、蜂蜜の製造工程を見学してもらえるようになりました。あるとき石井さんが講師として登壇した際に、「もしもミツバチが世界からいなくなったら、どうなるでしょうか」という質問を小学生にしたところ、低学年の男の子が2文字で「破滅」と答えたそうです。周りの大人は笑って聞き流していましたが、石井さんは本質を捉えていると感心させられたそうです。
蜂が一生のうちに集められる蜂蜜はティースプーン一杯程度のささやかなものです。私たちが購入する蜂蜜はそれらを丸ごと瓶詰めしたものだそうです。

③ 渡邉夏子さん
sonofu代表、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
渡邉夏子さんはフェアトレードやエシカルなど地球に優しいことを広めるために、アロマテラピーをしています。これまでエシカル・アロマ教室や、星占いとアロマのイベントを開催したり、空水土とともにユニットを組み、エシカルフェスタ2018にも出展したりしてきました。アロマには様々な作用があり、ベルガモットの柑橘系の香りはリラックス作用が高く、交感神経と副交感神経のバランスを整えてくれるのだそう。精油をお風呂の中に垂らせば入浴中のリラックス効果が高まります。他にも精油は化粧品づくりなど、様々なものに応用することも可能なのだそうです。ルームスプレーを作るワークショップも行なっているそうなので、ご興味のある方は記載したホームページをご覧ください。

渡邉さんは学生時代に国際ボランティアを専攻していましたが、専門学校を卒業して社会にでてみると、これまで志していたものと次第にかけ離れていくような生活になり、自分がやってきたことに自信が持てなくなっていきました。学生時代から一緒に活動してきた友人も仕事に追われるようになり、寂しい気持ちが募っていた時に見つけたのがエシカルコンシェルジュ講座でした。コンシェルジュ講座にはエシカルに関心のある人々が集まり、議論や意見交換をすることができたので、渡邉さんも自信を持ってエシカルを広めていこうと思えるようになったのだそうです。エシカルフェスタ2018でユニットを組んだ空水土の石井さんとも講座で偶然席が近く意気投合したことが理由で一緒にやっていくことになりました。アロマは人間に本来備わっている自然治癒力を高めることができるもので、自然界と私たちを繋いでくれる存在としてこれからも多くの人に紹介していくつもりです。

④ 古橋哲朗さん
株式会社わらわら 執行役員COO
フィットネスジム、株式会社わらわらの執行役員を務める古橋哲郎さんはエシカルコンシェルジュ講座にインスピレーションを受けて会社のスタッフユニフォームをパタゴニアのものに変えたり、新たにエシカルペイフォワードトレーニングを開発したりと事業を通したエシカルの実践に意欲的に取り組んでいます。フィットネスジムとエシカルは一見何の関連性もなさそうですが、わらわらの企業ビジョンである「最高に笑えるフィットネスクラブ」を目指す上で、地域に密着して様々な価値の創出、提供ができるのではないかと考え、エシカルを事業に取り入れ始めたのだそうです。当初はエシカルに関する車内認知を広めるのに時間を要したそうですが、いざ話をしてみるとポジティブなムーブメントを否定する人は一人もおらず、価値観を共有することで、全体の意識が高まっていきました。健康の領域で人々を笑顔にすること、そしてお客様の人生を豊かにすることを目指しています。

さて、本講座を持ちまして、エシカルコンシェルジュ講座は終了となります。
晴れてエシカルコンシェルジュを修了された方、そして春から講座に参加していただいた皆様に厚く御礼申し上げます。本講座がみなさまにとって有意義なものであったら大変嬉しく思います。これからのみなさまのご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。秋講座が10月からスタートする予定です。詳細はこちらの公式サイト、または協会Facebookで告知をいたしますので、ぜひチェックしてください。これからも「影響を、しっかり、考える」を合言葉に、エシカルでいきましょう。Go!エシカル!


いるまエシカルフォーラム2018登壇のお知らせ

【いるまエシカルフォーラム2018のお知らせ】

埼玉県の入間市で、エシカルフォーラムが開催されます!
このフォーラムの主催者はエシカル・コンシェルジュの卒業生である田中新吾さん。
彼は今、埼玉県入間市を拠点に「エシカル」や「持続可能な営み」を広げる活動を行なっていらっしゃいます。
この活動の始まりを祝して、今回代表末吉もフォーラムに登壇させていただくことになりました。
東京からも参加できる距離なので、ご興味ある方はぜひ♪

◆いるまエシカルフォーラム2018
日時:2018年8月5日(日曜)14:00~16:30 
場所:入間市産業文化センター第2集会室 
埼玉県入間市向陽台1-1-7  入間市駅(南口)下車 徒歩約12分
参加お申し込みフォーム(参加費無料)
主催:一般社団法人ECEF
お問合せ先:info@ecef.or.jp
いるまエシカルフォーラム2018サイト