2018春 エシカル・コンシェルジュ講座第四回レポート

こんにちは、メディア・コミュニケーターの桑原です。季節の変わり目で気温の変化が著しかったり、暑い日が続いたり体温調整が大変です。ワールドカップを観ていて寝不足になり、熱中症になる人も多いそうなので、こまめな水分補給と体調管理をしっかりと行なっていきましょう!

さて、第4回目の講座ではETHICAL FASHION JAPAN代表の竹村伊央さんから【私の服は誰がつくったの?ファッションで考えるエシカルな形】をテーマにお話しいただきました。

エシカルファッションというと海外のものというイメージが強いですが、本格的に興隆し始めたのは2003年頃のことで、日本では2011年の東日本大震災以降に注目されるようになりました。

竹村さんは幼い頃からファッションに強い興味があり、高校時代から服飾系の学校に通っていました。高校を卒業するとすぐに渡英し、イギリス発ファッションブランドでエシカルファッションムーブメントをリードしてきたブランドの一つ「Junky Styling」でのインターンシップを経験します。2003年から2006年にかけては大学でFashion Promotion Illustration科を専攻し、ビジュアルコースやビジネスコースでファッション業界を志ながら勉強しました。フリーのファッションスタイリストとしての活動も顕著で様々な媒体の雑誌に参画するなど日本でエシカルファッションが注目される以前から既に自身の作品を作っていました。2007年にはエシカルファッションブランドを使用したスタイリング雑誌「Sublime」のファッションページを担当していました。
2010年に日本に帰国すると日本で「エシカルファッションを『当たり前』に」を合言葉に、2012年から自身でEthical Fashion Japanを立ち上げました。

一般的に洋服は栽培→紡績→染色→デザイン→縫製→販売→消費者という長いプロセスを経てようやく製品化され、私たちの手に届きますが、こうした長いサプライチェーンの中では一部の人の利益のために、安売りや買い叩きが発生し、末端の生産者の多くがしわ寄せを受けてしまう問題があります。

エシカルファッションジャパン(以下EFJ)ではこうした問題を解決するためにエシカルファッションを定義する9つの指針を設定しています。

① 不当な労働環境/フェアトレード
問題点:不当な労働環境
グローバル化する経済のしくみにより、経済的に弱い立場の途上国との上下関係ができたことから、強制労働や児童労働といった搾取労働が起っている。
解決策:フェアトレード
対当なパートナーシップに基づいた取引で、不当な労働環境をなくす。①認証を受けたフェアトレード②十分な生活資金や適切ではたきやすい労働環境を確保する。などが含まれる。

② 環境汚染/有機栽培
問題点:環境汚染
生産過程で使用する農薬など化学薬品等の影響で土壌や周辺の環境そして、生産者自らの健康被害が起っている。
解決策:有機栽培
有機栽培で生産された素材のこと。原則、製造工程を通じて認証機関や国家が設けた原則な基準と実地検査をクリアしたものを指す。

③ 大量生産大量消費/廃棄回収と使用
問題点:大量生産大量消費
国内で発生する繊維廃棄物は年間で170万トンともいわれており、全廃棄物の2%を占める。未使用の布や衣料の方が使用済みの衣料より多く無駄が出ている現状がある
解決策:廃棄回収と使用
捨てられるはずだったものを活用する。「アップサイクル」とは質の向上を伴う再生利用のこと。

④ 使い捨て文化/持続可能素材 
問題点:使い捨て文化
使い捨て文化の定着により、再利用されずに新しいものを使用する傾向か強くなっている。そのスピードは日々加速し、ごみの量が増え続けてている。
解決策:持続可能素材
持続可能で環境負荷がより低い素材を活用すること。生地では特にリサイクル繊維、エコな科学繊維、エコ加工を取り入れることを指す。

⑤ 伝統工芸の衰退/伝統技術
問題点:伝統工芸の衰退
近代化とともに海外生産・機械化による大量生産が主流になり、文化とともに、伝統技術が世界各地で衰退している。また伝統工芸師の継承者も育っていない。
解決策:伝統技術
各国の伝統的な技術を取り入れ、文化を含めて未来へ伝える取り組みのこと。①熟練の職人による制作②伝統的な技術を取り入れる③ヴィンテージ品の活用を指す。

⑥ 海外生産の増加/地域生産 
問題点:海外生産の増加
アパレル産業のサプライチェーンにおいて海外移転・依存が高まるにつれ、産業の空洞化、それによる技術の流出が問題視されている。また日本国内では主要都市に人口が集中し、地方の過疎化が深刻化している。
解決策:地域生産
「MADE IN ○○」のこと。地域に根ざしたものづくりで地域産業・産地を活性化させ、雇用の創出、技術の伝承と向上を指す。

⑦ 動物虐待/動物配慮 
問題点:動物虐待
ファッション製品の使用される毛皮や皮などは、本物が高価な値段で売買されている。こうした需要の高まりとともに、命を落とし破棄される動物が増えていく現状がある。
解決策:動物配慮
なんらかのかたちで「ANIMAL RIGHTS (動物の権利)「ANIMAL WELFARE (動物の福祉))に配慮した製造を指す。

⑧ 二酸化炭素排出、ごみ問題/ごみ排出削減
問題点:二酸化炭素排出、ごみ問題
輸送時に排出する二酸化炭素の増加。また、生産過程が多いのがアパレル産業の1つの特徴ですが、この中で当たり前のように出しているゴミや無駄が改善できるのではないか?という提案。
解決策:ごみ排出削減
製造工程や着用時での無駄を削減する。カーボンフットプリントの削減,3Dプリンティング技術,ゼロ・ウェイスト・デザイン,着用時のCO2を削減する取り組みなど。

⑨ 格差社会/社会的貢献、寄付
問題点:格差社会
格差の広がりによるしわ寄せが立場の弱い人々に押し寄せ、国内外問わず貧困問題が深刻化しています。 
解決策:社会的貢献、寄付
チャリティーやボランティアなど。NPO/NGOへの寄付(物資・金銭)ビジネスモデルを生かしての支援・雇用創出など、自社のリソースを生かした取り組みのこと。

廃棄されるものを新しい製品に作り変えることをリサイクルと呼びますが、元の製品の特徴を活かして高品質の製品に作り変えることはアップサイクルと呼ばれます。破けて使い物にならなくなった軍用パラシュートから生地を切り出し、カジュアルなバッグやハンモックに作り変えることができます。人の命を預かるパラシュートだからこそ、かなりの強度が期待でき、これが付加価値となります。

フィリピンで活動するNGOでは貧困層の人々が廃棄されたジュースの容器でポーチを作っているところがあります。ジュースのパッケージデザインを活かした可愛い外見と、貧困地域に雇用を創出することができることが付加価値となっています。

ダウンを洗って布団に入れて使い直すというグリーンダウンプロジェクトやポリエステルを繊維にしてTシャツにするなど、使い捨てを減らすために活動する企業も続々と誕生しています。

ファクトリエでは日本の伝統技術を活かし、アパレルの国内生産率を復活させたいという思いからメイドインジャパンのものづくりをしています。

andu ametでは人々が羊を食べた際に廃棄される皮を使って、ポーチやカバンを作っています。グッチやアルマーニでは毛皮は一切使わないことを宣言しており、この動きはエコファーとして日本でも少しずつ浸透している。

エシカルファッションをめぐる取り組みは近年続々と誕生しており、日本社会にも少しずつ浸透しつつあるようです。

SNSやメールを媒体として洋服の生産背景を尋ねる「Who Made My Cloths」というキャンペーンは2013年に起きたバングラデシュの縫製工場の崩落事故がきっかけに始まりました。行き過ぎたファストファッションに警鐘を鳴らす運動で毎年4月24日の週に行われます。このアクションは2018年には日本を含めた90カ国で行われました。世界では103,000のSNS投稿がポストされ、毎年参加者が増加するとともに、参加国もどんどん増えているのだそうです。
皆さんも生産背景について関心を抱き、「Be curious, Find out, Do Something」を合言葉にファッションレボリューションに参加してみてはいかがでしょうか。

そのほか、自分がエシカルコンシューマーになるためにどのようなアクションができるのか、受講者同士で話し合い、意見交換をしました。

新しいものを買うだけでなく、今あるものを大事に使ったり、借りたり、交換したり、古着を選んだり、自分で作ることでも手に入れることができるなど様々な意見が出ました。エシカルコンシューマーではエシカルな消費行動5つを難易度順に分類しており、いくつかの意見はこれに近しいものがあると竹村さんは言います。
① 自分の持っている服の価値を理解し、ケアをしよう
② ベターな選択をし、買い物の量を減らしましょう。自分が100%好きなものだけを買おう。
③ 丈夫で長持ちするクオリティーの高いものを買いましょう。
④ 古着やヴィンテージを買いましょう。
⑤ エシカルなブランドをサポートしましょう。

今回の講座ではエシカル消費をするための指針やエシカルアクションの共有を行うことができました。講座参加者の方はすでに行動を起こしている人がほとんどかと思いますが、今後はまた別の視点を持ち、新たなアクションに結びついたら幸いです。

さて、次回は国際環境NGO 350.ORG ジャパン代表の古野真さんをゲストスピーカーにお招きし、「エシカル金融と地球温暖化」についてお話いただきます。

前回の講座では銀行に預けたお金が衝撃的な使い道をされている(かもしれない)ことについてお話くださり大変好評な講座でした。今回はどのようなお話を聞くことができるのか僕も今から楽しみです。

では!


2018春 エシカル・コンシェルジュ講座第三回レポート

こんにちは、エシカル協会のメディア・コミュニケーターの桑原です。最近は暑い日が続いておりますが、みなさま熱中症など体調は大丈夫でしょうか。水分補給を忘れずに楽しく毎日を充実させましょう!

さて、第3回目の講座では、国立環境研究所、循環型社会システム研究室室長の田崎智さんにお越しいただき【環境・社会配慮と消費行動~もったいないからエシカルまで~】についてお話いただきました。
田崎先生はリサイクルや廃棄をテーマに、持続可能な発展を促進する文系と理系の両分野を股に掛けて研究をしています。他にも家電リサイクル法の見直しの議論に従事したり、東京大学大学院の客員教授も務めておられます。

今回の講座では、環境配慮につながる目標意図や、行動意図を分析することで環境配慮行動やエシカル行動を促進できるようなアプローチについてご教授いただきました。
まず、環境問題はひとことに言っても「水問題」「森林破壊」「大気汚染 」などなど多岐に存在していますが、その特性ごとに三つに分類分けすることができるそうです。

①森林開発、コンクリートによる護岸工事、森林伐採、魚の乱獲、鉱物資源採掘などの自然に対して人間活動が与える環境問題

②PM2.5や地球温暖化による環境ホルモンの変化など、自然への排出物による環境汚染、環境変化

③国際間貿易などによる生物やウイルスの移動ど人間活動が及ぼす生態系や自然環境の広がりや変化

こうした環境問題は年々、深刻化する一方です。2015年に発表された最新のプラネタリーバウンダリー(地球の環境容量を18分野に細分化して深刻度を評価したもの)によると、種の絶滅の速度が、経済社会が誕生する以前よりの100倍の速度で進んでいることが明らかになりました。最近だとアフリカで保護されていたキタシロサイのオスが絶滅したことで世間を騒がせていましたね。このまま何も対策をしないまま時が経った場合、種が絶滅する速度はさらに加速し、現在の10倍、または大昔の1000〜10000倍にまでなるとも言われています。

生物多様性への配慮は今に始まったことではありません。世界的にも重要な課題と認識されており、SNSでも啓蒙を促す投稿を頻繁に目にすることができます。それにもかかわらず、本格的な見直しが進まないのは、なぜなのでしょうか。
田崎先生はこれについて、生物多様性が私たちの経済活動に直接的な影響を及ぼすことが少ないことや、若者の自然への関心低下が原因していると指摘します。実際に平成18年9月に内閣府から発表された「自然の保護と利用に関する世論調査」を見ると、自然環境に対して非常に関心がある20代は全体の11%ほどでした。他にも調査報告からは自然環境への関心は年齢が上がるにつれて高まっていることが読み取れました。

生物多様性が異例の速度で失われていることは理解できましたが、私たちはなぜ種を守っていかなければいけないのでしょうか。田崎先生は生態系がもたらす恵みが薄まってしまうためであると分析します。生態系がもたらす恵みにはそれぞれ供給サービス、調整サービス、文化的サービス、基盤サービスがあり、私たちに食料や水などの資源を供給をしてくれたり、気候の調整、精神的安定や教育的効果、循環や土壌の形成などの恩恵をもたらしています。
これまで人間は環境を犠牲にしながら、自分たちの都合のいいように社会を作り上げてきましたが、このままでは地球も限界を迎え、海面温度の上昇や砂漠化など様々な問題を引き起こすことになるでしょう。地球からポジティブな恩恵を持続的に享受していくためには、私たちは環境保護や環境保全に取り組む必要があります。とある地域では森林開発やコンクリートによる護岸工事には自然保護地域を指定したり、保全活動を促進するような地域指定制度で過度な開発を防いでいます。
また、森林伐採や魚の乱獲に対しては、木を植えたり、稚魚の保護をするなど、経済活動で生じた代償を別の何かで相殺する(オフセット)ことで環境への負担を減らしています。
四大公害や自動車の排ガス問題に対してはエンドオブパイプ(工場などのパイプから大気へ排出される有害ガスを最小限に抑える取り組み)や人間活動の見直しが進みます。外来種や温暖化によるウイルスの増加に対しては流入防止、隔離、ワクチンなどで対策をとっています。

上で記したような環境配慮行動には様々ありますが、環境保護は自然を利用せず傷つけないことを指し、環境保全は保護して安全を保つことができれば自然を利用しても良いという点で異なることも覚えておかなればなりません。

環境問題というと、以前は一部の産業が引き起こした特定の人々に対する問題とされてきましたが、時代の流れとともにその特性は変遷を遂げ、現在は多くの人々が加害者であり、同時に被害者にもなりうるという地球環境問題へと構造が変化しました。その原因の一つに大量消費主義があり、経済が豊かになると同時に、私たちは物質的な豊かさを追い求め、多くのものに囲まれて生活をするようになりました。

ピーター・メンゼルのマテリアルワールド(各国の家庭の物の多さを比較した画像)を参考に、世界でも高い幸福度を誇るブータンの暮らしと経済的に豊かな日本やアメリカの暮らしが比較されていましたが、これらの経済先進国の家屋からは多くの家具や衣類が出てきた一方で、幸福度が高いブータンに住む人々の家からはごく少量の物だけが出てきました。この例からも物質的な豊かさが必ずしも幸福に結びつかないことが見て取れます。しかしながら、アジア・太平洋の国々では2010年から2015にかけて物質的な豊かさを追求する人々が増えているようで、アジアの国々で物質消費量が増加しているそうです。

これまで環境と経済は対をなす関係として議論されてきましたが、今後はこうした二者択一の発想ではなく、Win-Winの関係を見出しすことが大事なのだと田崎先生は言います。トリプルボトムライン(環境、経済、社会への配慮)を達成することが持続可能なビジネスの根幹にあるという考えから、近年では世界中でグリーン経済やESG投資、持続可能なビジネスの追求など、環境配慮型経営への需要が環境変化とともに増加しているようです。
グローバリゼーションにより生産から消費までのサプライチェーンの動きが複雑化したことで、消費者が製品の背景にある環境問題や社会問題について知ることがこれまで以上に困難になりました。

2016年には産業革命以前に比べ、1.1℃高い温暖化記録を更新したことや、都市部の9/10人がWHOの大気質ガイドライン基準を満たさない空気を吸っていること、2013年には世界で31%の水産資源を過剰漁獲していることや、2010年には東・東南アジアが世界の42%の物質を利用していることなどなど、私たちの生活が地球に過剰な負担をかけている実態があります。

エシカル消費はその製品が与える社会や環境への影響や生産背景にいる人々に配慮して作られたもののことを指しますが、こうした製品の需要は社会環境の変化とともに今後ますます増加することになるでしょう。この消費スタイルを消費者が認識するようになるには、まずは問題認識が第一歩であり、私たち消費者が企業に対して情報開示を訴得ていくことがエシカル消費普及の近道なのだそうです。
また、私たちはリサイクルという方法で消費を通じて環境配慮をすることができます。リサイクルとは一般的にゴミを分別して捨てることや資材回収に貢献することを指しますが、リサイクルされた製品を購入することも立派なリサイクルです。リサイクルされた資源を使って需要がない製品を作ってもそこにマーケットがなければ意味がありませんから。収益性も考慮することで初めてトリプルボトムラインが達成できるのです。

今後私たちがエシカルな取り組みを普及するために、私たち一人一人が何ができるかという議論を行い、今回の講座は終了しました。

今回も長くなってしまった講座レポートでしたが、いかがだったでしょうか。なかなかアカデミックな内容だったので、理解するのに時間がかかってしまいそうですが、どれも本質をついたものばかりで、個人的にはエシカル消費の行動意図の分析は自分にとっては大変興味深いものでした。講座に参加された方にはプレゼンテーション資料も合わせて配布しておりますので、そちらもご参考にしながら講座を振り返っていただけたらと思います。

次回の第4回講座ではETHICAL FASHION JAPAN代表で、Fashion Revolution Japan co-ordinatorとしてもご活躍なさる竹村伊央さんに【私の服は誰がつくったの?ファッションで考えるエシカルな形】についてごお話していただきます。

第4回
6/9 (土曜)【私の服は誰がつくったの?ファッションで考えるエシカルな形】
竹村伊央さん(ETHICAL FASHION JAPAN代表、Fashion Revolution Japan co-ordinator)
https://gicz.jp/open/2018sp1/index.html

では!


2018春 エシカル・コンシェルジュ講座第二回レポート

みなさん、こんにちは。最近はポカポカ陽気が続き本当に過ごしやすい季節になりましたね。エシカル協会では5月12日に世界フェアトレードデーに合わせ、エシカルフェスタを開催したのですが、晴天のもと大勢の来場者に恵まれ本当に嬉しい限りです。会場には講座受講生も多く駆けつけてくださり、大変感謝しております。改めて感謝いたします。

イベントの様子はインスタグラムやフェイスブックのイベントページで投稿しておりますので、ご興味がある方はこちらからご覧ください。SNSのフォローも是非お願い致します。

さて、5月28日のエシカル講座ではNPO法人フェアトレードラベルジャパンの代表理事である中島佳織さんをお招きして【フェアトレードはなぜ必要?認証のしくみとは?】についてお話いただきました。

まず、フェアトレードが何かというと、発展途上国の生産者と取引する際に、生産者の生活を犠牲にすることのないような公正な価格(適正価格)で製品を買い取る貿易システムのことを言います。(※認証団体によって定義が若干異なります)
このフェアトレードの認証を受けた製品には、その製品の生産背景に搾取や児童労働がないことを証明するための「フェアトレードラベル」が商品のパッケージに印字され、商品の透明性を消費者に示すことができます。
日本でフェアトレードラベル団体が誕生したのが、ちょうど25年前、今回講師を務めていただいた中島佳織さんは、代表理事を務めて今年で12年目になります。

中島さんはもともと国際問題に興味があり、学生時代には積極的に国際貢献活動をしてきました。そんな中で、前回講師の末吉さんがお話ししてくれたような、毎朝顔を拭くために使っているタオルでさえも、コットンという原料を通して世界と密接に繋がっていることに気づきました。
従来のNPOなどでは支援金や物資提供をすることで国際貢献をしていますが、物質的な何かを与えるだけで生産物が買い叩かれているという根本的な問題を改善しない限り、本当の意味で貧困を解決することはできないとフェアトレードに注目するようになったそうです。

フェアトレードが日本で始まってから、25年間経ちますが、フェアトレードに対する認知や態度は全国的に劇的な変化を迎えています。特に最近だと教育機関の入試試験に「格差」や「新国際経済秩序樹立宣言」などの選択群と一緒に「フェアトレード」という単語が使用されるようになりました。他にも社会科や家庭科、英語の授業ではフェアトレードが取り上げられており、学校団体から中島さんの元へ出前授業の依頼がくることも年々増えているようです。

行政に関しては、もともと消費者の苦情の窓口になっていた消費者センターで、フェアトレード啓蒙活動が積極的に行われるようになりました。消費者が商品選択の際に、生産者を苦しめるような加害者にならないよう、最低限の情報を提供するためです。

某携帯電話会社の新CMでは「意識高すぎ高杉くん」というキャラクターが「このバナナはフェアトレードですか?」というセリフを発したことで、賛否両論の議論も起こりました。
これについてエシカル講座参加者同士で意見交換した際には「意識が高い」という言葉が軽蔑表現だという考えのもと、フェアトレードを敷居の高いものにするのではないかという懸念を示す方がいました。それと同時に「フェアトレード」という言葉が社会に浸透しつつあるという裏付けでもあるので、消費者が意識を持つきっかけになるので良いという声もありました。

このような意識の高まりは、フェアトレードに関したことだけでなく社会的消費とよばれる環境や社会に配慮した消費スタイルを意識する人も同時に増加しています。株式会社インテージリサーチによるインターネット調査によると、「購買意欲を刺激される社会的消費に関する用語」はオーガニックやエコ、ハンドメイドに続いて、26.7%の人が「フェアトレード」と答えました。

前回のレポートでも取り上げたように、カカオ農園やコットン業界の健康被害や児童労働の問題もまだ未解決のままで、世界では教育を受けるべき年齢の子どもたち約1億5160万人が危険な労働に従事させられており、約4030万人が奴隷のような劣悪な環境下で働かされている。

カカオ農家ではカカオポッドが詰まった自分の体重よりも重い籠を背負って運ぶので、子どもたちの背骨がきちんと成長することなく、そのまま大人になる人もいるそうです。コットン農家では農薬被害や先進国との価格競争に苦しみ、借金や健康被害に絶望して命を絶つ人までいるそうです。

気候変動は生産高に大きな影響を及ぼし、生産国の人々の暮らしを圧迫することに繋がります。2014年のブラジルでは干ばつ被害によりコーヒーの収穫高が通常の1/3に減少してしまいました。タンザニアでは1960年代以降、コーヒーの生産量が50%減少しているそうです。研究者の間では2050年までにコーヒー農園に適した耕作地は50%まで減少すると予想されています。
生産高が減少し、安定した原料調達ができなくなると、先進国の企業が持続的にビジネスを継続することが困難になります。この危機的状況の中、企業は将来の調達を確保するために社会や環境のことについて意識し、生産国の労働環境や環境に配慮せざるを得なくなっていると言えます。

こうした消費者意識の高まりや、社会情勢の変化を受けて企業側も新たな市場へと続々と参入してきています。企業が主体となり、人権問題や環境問題に取り組む動きが加速して、そうした取り組みは新聞で取り上げられることも多くなりました。

フェアトレードラベルジャパンはそうした企業の増加によりフェアトレードの定義が曖昧になることを防ぐために、生産国と消費国がそれぞれクリアすべき水準を明確にし、フェアトレードラベルという共通言語を設定することで、 生産者に一定以上の生活水準が約束されていることや、環境に配慮して生産されていることを第三者団体からの視点で示しています。

フェアトレードには冒頭で説明したような適正価格の他に、「プレミアム」という上乗せ金も含まれており、これを合わせたものがフェアトレードラベルジャパンが設定する正式なフェアトレード価格となります。このプレミアムは生産者団体によって貯蓄され、救急車や自転車を購入したり、学校を建てたり、保育施設を設置したりと村や団体のために使われ、その使用方法については村人によって民主的に決定されます。これがフェアトレードをする生産者にとってのインセンティブとなり、生産国でもフェアトレードを促進します。

「フェアトレード」は聞く人によってはチャリティのような印象を持つ 人もいるかもしれないが、物資や資金を与えるだけの援助とは別の側面を持ちます。生産者は自分たちが育てた生産品を適正な価格で買い取ってもらうことで、先進国からの支援に頼らずとも自分たちの生活を自分たちで豊かにできることを証明し、威厳と尊厳を持って生産活動に取り組むことができるのです。これは生産者のエンパワーメントにもつながり、品質向上のための重要なファクターと言えます。

先進国の企業がこの先も持続的にビジネスを展開するためには生産者との取引を適正価格で行い、生産者が良いものを作れる環境を整えることは最重要項目であり、それは企業の死活問題にまでなりつつあると中島さんは言います。

多くの企業では既にこの対策が取られ、イオンのプライベートブランド、トップバリュではチョコレートやジャムにフェアトレードが採用され、コープではコーヒーや紅茶、女性服にフェアトレードラベルが採用されています。
KALDIではコーヒーやチョコレートにフェアトレードが採用され、時期によってはフェアトレードコーヒーキャンペーンが展開されています。スターバックスではコーヒー各社の取り組み例としてエシカルコーヒークイズをやっており、この3ヶ月間はフェアトレードをテーマにクイズが出題されるそうです。(この問題はフェアトレードラベルジャパンが監修したそうなので是非挑戦してみてください。)
ベンアンドジェリーズアイスクリームでは原材料にフェアトレード原料を使用しており、そのテレビCMにはフェアトレードロゴが大きく表示されています。
その他、ホットマン、福助、豊田通商グループは製品にフェアトレードコットンを使用しています。特に豊田通商グループはグループ一環して社員ユニフォームのコットンをフェアトレード認証を受けたものに変更し、注目を集めました。

コミュニティ単位の普及促進活動としてはフェアトレードタウン認証があります。それぞれの地域で一定以上のフェアトレード製品を販売することで、町そのものがフェアトレードタウンとして認証を受けることができる制度です。日本では現在、くまもと市、名古屋市、逗子市、浜松市の四つでこのフェアトレードタウン認証を受けており、コミュニティ単位で積極的にフェアトレードの促進活動を続けています。世界ではこうしたフェアトレードタウンは2000以上存在し、ロンドンやパリなどのヨーロッパの地域ではほとんどの町がフェアトレードタウン認証を受けています。

海外と比べるとまだまだ遅れている日本のフェアトレード市場ですが、確実に社会はエシカルなものへと推移しています。東京オリンピックを契機に社会消費や企業の調達基準がどのように変容していくのかも楽しみです。

今回も長くなってしまった講座振り返りレポートですが、最後までお読みいただきありがとうございました。次回の講座は、ETHICAL FASHION JAPANの竹村伊央さんにお越しいただき、【私の服は誰がつくったの?ファッションで考えるエシカルな形】についてお話いただきます。どうぞお楽しみに!

次回の講座
6/9 (土曜)【私の服は誰がつくったの?ファッションで考えるエシカルな形】
竹村伊央さん(ETHICAL FASHION JAPAN代表、Fashion Revolution Japan co-ordinator)

尚、大変恐縮ではございますが、既にチケットは完売いたしております。
講座詳細はこちらの振り返りレポートでぜひチェックしてください!


エシカルフェスタ2018 無事に終了いたしました

おかげさまで、エシカルフェスタ2018を無事に終えることができました。
登壇者、出展者、ワークショップ参加企業・団体、学生のボランティアさんたち、エシカルコンシェルジュたち、ご協賛いただいた豊島株式会社、コニカミノルタ ジャパン株式会社、イオントップバリュ株式会社、東京サラヤ株式会社、アリサン有限会社、ご後援いただいたESD活動支援センター、そして共催の聖心女子大学グローバル共生研究所の皆様、聖心女子大学の永田先生に心よりお礼申し上げます。
そして何よりも、参加してくださった皆様に心から感謝申し上げます。終わった時の皆様の笑顔があまりに素晴らしくて、私は涙が出ました。

3度目のフェスタは大学との協働という初めての試みでしたが、フェスタを終えて改めて感じるのは、未来を作る若者たちはまさに希望の光であるということ。私たち大人は、今若者たちが抱いているエシカルのタネを、安心をしながら将来発芽させられるように、そっと手助けしていったり、教育を通じて一歩ずつ深いところまで行きつけるように、お互いが導きあうことが大切である、と感じました。

そして、エシカルは多様であることも改めてわかりました。様々なアプローチがあり、ひとつひとつユニークで個性があり、だからこそエシカルは面白くてワクワクするものなんだ!ということをこのフェスタを通じて感じることができました。楽しさを通じて、エシカルを伝えることの大切さも改めて知りました。

エシカルは目的ではなく、イズムになってもいけない。
「繋がり」「手放し」「変容」「シェア」「答えのない問い」「物語性を取り戻す」「あきらめない」など、フェスタで溢れ出た様々な言葉の意味を噛み砕き、これからの活動の糧にしていきたいと思っています。エシカル協会は今後も地道に、謙虚に、かつ大胆に新しいことに挑戦を続けながら活動をしてきます。

皆様、どうか今後もよろしくお願いいたします!


エシカルフェスタ特別パフォーマー出演決定!

《エシカルフェスタ特別パフォーマー出演決定!》

パフォーマンスはお昼時(12:00~13:00)を予定!
聖心女子大学4号館にあるCafe Jasmine横の広場で行います。
お昼は是非ぜひそちらまでお越しください!!

ちなみに、カフェ ジャスミンでは、11:00-16:00までオーガニック食材を使用したフェスタ特別ランチメニューが3種類提供されます。店内で食べてくださった方には、なんとフェアトレードコーヒーをサービス!ランチはぜひカフェ ジャスミンで食べながら、パフォーマンスをお楽しみください♪

インディ 鈴木 / INDY SUZUKI  プロフィール:
2006年 サッカーエンターテイメント集団『球舞-CUBE-』に加入し10年間パフォーマーとして国内、国外問わず活動。マンチェスター・ユナイテッドのホームグラウンドでのハーフタイムショーも実施。
2016年ソロプロジェクを発表し独立。
フリースタイル フットボールに加え、クリニック・(サッカー)英会話・講義等、自身の経験を生かし幅広く活動をスタート。
2018年には日本フリースタイルフットボール協会から優秀プレーヤー賞を受賞。
パフォーマンスグループ、ダブルスズキやNANDAのメンバーとしても活動中!
さらに今年の代々木アースデイ1日目では「平和への舵取り」と題したトークライブの司会を担当。
2日目はアースデイ、インクルーシブ・フットボールイベント
〜障がい者サッカーをもっと身近に〜に参加。
幅広く様々な活動を続けています。
簡単紹介動画はこちら!
youtube動画
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▽球舞所属時出演動画
【マンチェスター・Uオールドトラフォードでのパフォーマンス 忍者役】
動画

【SONY Bravia 4K】
動画

インディ 鈴木 / INDY SUZUKI
Official Website


エシカルフェスタ2018 映画「ソニータ」上映情報

エシカルフェスタでは、ドキュメンタリー映画「ソニータ」の上映を行います。

豊島株式会社 orgabits presents
「ソニータ」(91分)

世界中の映画祭で観客の心を奪ったドキュメンタリー映画「ソニータ」
イランに亡命したアフガン難民の16歳の少女ソニータが、ラッパーになりたいという夢に向かって生きていく様子が描かれた映画です。
今、この瞬間にも同じ地球上で起こっている真実の記録です。しきたりにより「値段」を付けられ、花嫁として親に売られる少女たち。親が求める結婚と、叶えたい夢に向かって自分らしく生きるため、様々な苦悩に立ち向かい運命を切り開いていく姿には、感動の涙が溢れます。遠い世界で起こっているこの真実は、私たちが忘れてはならない大事なことを教えてくれます。若者や子供達にも是非見て欲しい映画です。

上映時間:
12:30〜
14:30〜

無料、事前申し込み必要なし。
席に限りがありますので、先着順です。
場所は聖心女子大学3号館の4階にある教室です。

全国でもほぼ上映が終わっているので、この機会にぜひいらしてください!


エシカルフェスタ2018 ワークショップご紹介

エシカルフェスタ2018の魅力のひとつは、9つの企業や団体がワークショップを行い、実際に手や頭を動かしてエシカルを楽しむことができます!
以下、ワークショップの詳細です。
(随時更新していきます)

🛠EARTH TO WEAR
【トレンドのサコッシュ(ショルダーバッグ)をつくろう!】
軽さと適度な収納力が好評で近年大人気のサコッシュ。
もちろん手ぶらで参加OK!自分が選んだ生地と自分の手で世界に一つだけのサコッシュを作ってみませんか?!ご参加お待ちしております。
⏰開催時刻:12:00-16:00(最終受付16:00)
👤参加人数:一度に3-4名参加可能
💵参加費:1500円
🏠開催場所:聖心女子大学3号館 4F教室

🛠サエラ
傘の組立てを体験できるワークショップです。 この傘は全てプラスチックで出来ており、丈夫で環境に配慮した傘です。
【地球にやさしい傘の組立てワークショップ (サエラ×花王)】
地球に優しい素材で作られたビニール傘を自分で組立て、好きなシールを貼ったり、絵を書いて自分だけの傘をつくれます。
⏰開催時刻:12時~17時
👤参加人数:30名
💵参加費:1,000円
🏠開催場所:聖心女子大学3号館 4F教室

🛠Tammy’s Treat
タミーズ・トリーツではタイ北部の少数民族の女性たちの手仕事による布ビーズを使った、オリジナルネックレス作りのワークショップを開催します。お好きなデザイン、長さにアレンジも自由自在。ぜひご参加下さい!
〜プログラム詳細〜
【布ビーズで作るオリジナルネックレスWS】
⏰開催時刻:12:00~17:30 
💵費用:2000円前後(使用する材料によって異なります)
先着順に随時受け付けます。
参加人数は最大8名

🛠melissa
メリッサは「蜜蜂」を意味するハーブ。蜜蜂を誘う香りの葉が2枚対なって育つ姿のように「はちみつ」と「アロマ」、2人の想いを込めました。花言葉は思いやり・共感。自然を守るエシカルをお伝えします。
〜プログラム詳細〜
【はちみつアロマお化粧水作り】
⏰開催時刻:随時
先着50名様限定
【はちみつとアロマのお話をします】
⏰開始時刻:14:00〜

🛠株式会社わらわら
【エシカル・ペイフォワード・トレーニング】
⏰開催時刻:①11:00〜13:00 ②14:00〜19:00
エシカルの大事なキーワード「おもいやり」。
家族や友人の体の悩みを思い出してもらい、改善方法を教えます!教わったことを大切な人に伝える恩送りを通じて多くの方を笑顔に!
【親子 or ペアでエシカルスマイル】
⏰開催時刻:13:00〜14:00 
親子もしくは二人組でできるストレッチ、エクササイズ方法をお伝えします。大切な方との絆作りに、簡単にできてみんなが笑顔になる方法です!

🛠350.org Japan
銀行に預けたお金はどこへ行く?  350.org Japanの委託調査により気候変動を加速させる事業やリスクの高い原子力にお金を流す銀行と、それらの事業にお金を流さない「地球にやさしい銀行」が判明しました。地球環境や社会に配慮した「エシカル金融」について学ぶ参加がたワークショップ。
⏰開催時刻:会場でご確認ください。

🛠Livra(リブラ)
草木染め染料販売記念!誰でも簡単に草木染めが出来るワークショップ。お花の花言葉やテーマ、薬効でカラーを選んでいただき、さまざまな技法をつかってお花で染色していただきます。
【簡単に染まる!ソックスを草木染めワークショップ】
⏰開催時刻:
①11:00-12:30 ②14:00-15:30 ③16:30-17:30
各回10名まで
💵参加費:
3,000円
🏠開催場所:
2号館 造形室(3号館の4Fからお越しいただけます)
●自分のからだの声を聞きながら草花のカラーや薬効成分を選び、お守りのような自分だけの宝物を作ることが出来ます。
●なんと最短11分!スピーディに簡単に染まります。
茜、マリーゴールド、エンジュ、ログウッド、クチナシ、コチニールを使用してオーガニックコットンまたはシルクのソックスを色鮮やかに染色します。
Liv:raの草木染めは従来の煮出して染める草木染めではなく、
微粉砕した染料をお湯に溶かして浸け染めする為、約11分で簡単に染まります。
ワークショップではオーガニックコットンまたはシルクのソックスをご自分の好きなカラーや薬効成分の草花を組み合わせて自由に染色出来ます。
自分のためだけのオリジナルの染色は自分を守ってくれる宝物のような存在となり、とても幸せな気分にさせてくれます。ぜひお気軽に草木染めを体験してみてください。
⚠️草木染めでは草木から色水を摘出します。汚れても良い服でのご来館をお勧めいたします。

🛠ピープルツリー
12種類のレース素材とたくさんのベースの布から、好きな組み合わせを選んでオリジナルブローチをつくります。


エシカルフェスタ2018 出展者ご紹介

エシカルフェスタ2018では、19の企業や団体の出展があります。
以下、出展者のご紹介です!

Cohana
使いやすく実用的なハンドメイドをするための道具『Cohana』。 Made in Japanにこだわり、伝統的な匠の技術や素材産地と共に製作した、モダンで上質なデザインが特長です。コレクションやギフトとしても、心に残り、長くご愛用いただけます。

エシカルペイフォワード
エシカルペイフォワードは、「ひとにやさしい、地域にやさしい、地球にやさしい」をテーマに様々な商品を揃えた日本橋のお店です。インドの刺繍服「itobanashi」や、「Ethical Oriented」が届けるスリランカの自然に還る靴などをご紹介します。

Gnadaa Japan
Gnadaa Japanは、スリランカの元内戦地域に住む女性たちが「働く」を社会で実現するために活動しているNPO法人です。彼女たちが、現地で長年受け継がれてきた裁縫技術を仕事とし、そこで作られた商品を世界に届けることで、作りだす人と手にとる人とが幸せになれるソーシャルファッションを目指しています。

350.org Japan
銀行に預けたお金はどこへ行く?  350.org Japanの委託調査により気候変動を加速させる事業やリスクの高い原子力にお金を流す銀行と、それらの事業にお金を流さない「地球にやさしい銀行」が判明しました。地球環境や社会に配慮した「エシカル金融」についてご紹介します。

バナナペーパー(One Planet Paper®)
バナナペーパー(One Planet Paper®)はアフリカザンビアで穫れたオーガニックバナナの茎の繊維を使用し日本の越前で抄きあげた質の高いフェアトレードとエシカルな紙です、この紙を使用した限定商品を販売します!

一般社団法人日本サステイナブルラベル協会
あなたの選択基準のヒントに、サステナブル・ラベル(持続可能な原材料調達や環境・社会的配慮につながる国際認証ラベル)が寄り添い、より良い未来に繋がると嬉しいです。興味のある分野のラベルを探してみてください!

Dr.Bronners
主要原材料をフェアトレードで調達しているマジックソープなどのオーガニック製品の展示、および会社としてのフェアトレードに対する取り組みを紹介します。

ヒューマンライツナウ
国際人権NGOヒューマンライツ・ナウは、国内外での人権問題に取り組む中で、アジア地域での「ビジネスと人権」の問題に取り組んでおります。サプライチェーン上の問題から生じる人権侵害に対して、多くの人々がより幸せに生きられる道を、法律の観点からサポートしております。

静岡駿河総合高等学校「M-SIPP」
商業科目「課題研究」の授業を中心に活動を行ってます。フェアトレードとエシカル消費を研究テーマとし、自らが考案した商品の販売活動等をとおしてその概念の普及に努めています。是非お立ち寄りください。

パタゴニア
スポーツウエアから、新作のウィメンズ・ドレスを中心にご紹介します。ドレスのコレクションはシンプルさを念頭にデザインされ、旅行着や日常着として理想的な製品です。持続可能な方法で採取された素材は、アパレル業界で循環型経済をつくり出すための重要な一歩になります。

パタゴニア プロビジョンズ
パタゴニアが展開する本物の食品、パタゴニア プロビジョンズ。パッケージを開けてすぐ食べられる天然サーモンやオーガニックフルーツバー、包丁なしで調理できるオーガニックスープなど、アウトドアにはもちろん、忙しい日々の食事にも大活躍するラインナップをご紹介します。

ピープルツリー
ピープルツリー創設者ミニー・サフィア著「Slave to Fashion(英語のみ)」(数量限定)、クリス・ホートンのイラストをプリントした限定トートバッグ、フェアトレードチョコレート、ドライフルーツなどを販売!

Ethical jewelry LULU
LULUは、慶應義塾大学公認団体の学生団体S.A.L.とエシカルジュエリーブランドEARTHRISEのコラボブランドです。エシカルジュエリーを通じて国際協力を身近に感じてもらうことを目的として設立され、デザイン・販売は全て学生が行っています。

THE BODY SHOP
英国生まれのナチュラルでエシカルなビューティブランド「ザ・ボディショップ」。イベントでは、100%ベジタリアン&フェ アトレード原料配合の初夏にぴったりな保湿クリームを使ったハンドトリートメントサービスを行います。

CLOUDY
雇用創出を目的とした自社縫製工場をアフリカにて運営。アフリカの伝統の手織りや生地を使用しながらクオリティと生産背景を重要視した商品を展開。自身で運営するNPOを通じて、アフリカの雇用・教育・健康のための活動に直接還元し、ファッションを通して新しい可能性の実現を目指す。

love lotus
児童労働のない、無農薬・無化学肥料のカカオ豆からチョコレートを作り、その売上げの一部で児童養護施設への木育キャラバンを支援しています。ソーシャルプロダクツ・アワード2018国際部門 大賞受賞商品。

EARTH TO WEAR
EARTH TO WEAR は「完成した服」ではなくて「服ができるまで」や「服を買ってから」を一緒に考えるプロジェクトです。

画家AKI
生物、環境、教育、文化、芸術、 福祉などさまざまなテーマへ、独特な洞察・観察力から生まれる超越された想像、天性ともいえる色彩センスを手に、プロの画家として日々、取り組んでいます。

Liv:ra
Liv:ra(リブラ)「花の命を着る。」 生きた植物のランジェリー。オーガニックコットンやシルクなど、こだわりの着心地の天然素材を2000年前から日本に伝わる伝統の草木染めでひとつひとつ丁寧に染め上げ、植物のみずみずしい天然のエネルギーをそのままギュッと生地に詰め込んでいます


2018春 エシカル・コンシェルジュ講座第一回レポート

こんにちは、エシカル協会でメディアコミュニケーターをしている桑原です。
先日は第一回、エシカルコンシェルジュ講座にご参加いただきありがとうございました。クッキー合わせのアイスブレイクから始まった今回の講座も皆さまのおかげで良いスタートをきることができました。本当に感謝しています!
こちらでは受講生の皆様が各講座をご自宅でも振り返ることができるように、講座レポートというかたちで紹介しております。なるべく噛み砕いて理解しやすいように書いていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

さて、第一回目の講座は当協会の代表で、講座のナビゲーターを務める末吉里花さんからエシカルの基礎についてお話いただきました。

まずは今回の講座のテーマで、今後の講座を理解するための要となるエシカルという言葉ですが、英語では「Ethical」と書いて「倫理的な」という意味があります。もともとは法的な縛りがなくとも多くの人が正しいと思っていることや、本来人間が持つ良心から発生した社会的な規範のことを指していますが、エシカル協会ではこれを人、社会、地球環境、地域に配慮した考え方や行動のことと定義しています。

エシカル協会の代表理事である末吉里花さんは、TBS系「世界ふしぎ発見!」というテレビ番組でミステリーハンターを務めた経験の持ち主で、様々な秘境を巡るなかで、一部の利益のために美しい自然が犠牲になっていることに問題意識を抱えるようになりました。

元々は欲しいものは買うというエシカルとは正反対の生活をしてきた末吉さんですが、番組で訪れた秘境をきっかけに自分の生活スタイルを見直すようになりました。そのきっかけとなったのは、マンモスの牙を発掘しにシベリアに行ったときのこと。真冬にはマイナス80℃を記録する永久凍土の土地で自然と調和しながら暮らしているヤクート族の住む場所が温暖化により失われつつありました。先進国の多くの私たちが環境汚染をしながらテクノロジーの恩恵を享受している裏側には、自然と調和しながら慎ましく暮らす人々の生活が先ず犠牲になっていたのです。

また、標高約6000メートルのキリマンジャロに登頂した際には、氷河が予測されていたよりも早いスピードて溶けており、危機感を覚えると共に強いショックを受けたこともありました。

ミステリーハンターの仕事を終えると、次にサフィア・ミニーさんというイギリス人女性に出会います。「ファッションで世界を変える」をスローガンに掲げ、日本にピープルツリー(フェアトレードファッションブランド)を立ち上げた人物です。末吉さんは「自分の好きなことで世界を変えられるなんて、なんて素晴らしいことだろうと」これに賛同し、フェアトレードの世界にのめり込むようになりました。

現在は自身で一般社団法人エシカル協会を立ち上げ、エシカルフェスタやエシカルファッションショーの主催。教育機関、百貨店、企業、自治体などでの出前授業やエシカル講座ではナビゲーターを務め、消費者教育を軸に幅広い活動をしています。

さて、エシカルの話に戻りますが、みなさんがこれまでに買ったもので、一番お気に入りのものはなんでしょうか。講座会場からは時計やネックレスとお答えしていただきましたが、それらはきっと素敵なストーリーや意味があり、単なる「物」以上に特別なものにするのでしょう。ものを買うときの決め手は「安心」や「安全」、「品質」、「価格」という人が多いですが、ここに上述した「エシカル」というものさしを付け加えましょう。

私たちは普段から色々なものを消費して生活していますが、それがどこで誰によってどのように作られているか考えることはほとんどありません。口にする食品から着ている洋服、持っているスマートフォンまでもそれぞれに作り手が存在し、それらの背景には気候変動や人権侵害、児童労働などの社会問題が隠れていることも少なくありません。それらは貧困問題や生物多様性の損失に結びつき、私たちの生活にまで影響を及ぼします。

例えば、インドネシアやマレーシアの森では植物油の原料となるパームツリーを植林するために、もともと存在していた森が開拓されていますが、そこで生活している動物たちは住処を奪われ、保たれていた生態系は失われてしまいました。

末吉さんがインドに行ったときには児童労働の現場を目の当たりにしました。
窓のない小さな部屋では子どもたちが朝から晩までロウソクを作っており、完成品には児童労働なんて想像させてくれないほど可愛いらしいデザインが施されていたそうです。児童労働のかたちは様々ですが、国際労働機関は義務教育を受ける年齢にもかかわらず学校に行かずに大人と同じように働いている 子どものことを指しており、こうした児童労働は世界に1億5200万人存在しています。

私たちが大好きなチョコレートはカカオ豆が主原料になっており、カカオポッドと呼ばれるカカオの実を鉈で叩き割ることで収穫しています。(片手にカカオポッドを持ち、もう片方の手に握った鉈でカカオポッドめがけて何度も振りかざします)。大きな鉈を扱う危険な労働にもかかわらず西アフリカでは子どもたちも大人に混じって鉈を振りかざしています。皮肉なことに、カカオがチョコレートになることすら知らない子どももいます。

ファストファッションの裏側では、洋服を安く作ろうとするあまり、労働環境や安全面に意識が及ばなくなり、バングラデシュの首都ダッカにあるラナプラザ縫製工場では工場が倒壊し、当時働いていた約1100名以上が死亡、2500人以上が負傷するという大惨事が起こりました。

エシカル消費はこれらの問題が起こらないように人・社会・地球環境・地域に配慮した消費活動のことを言います。フェアトレードを始め、エシカル金融、地産地消、応援消費、伝統工芸などが存在し、倫理的な消費行動の傘的な役割を果たします。

エシカル消費をする際に一番簡単でわかりやすいのが、認証ラベルのある製品を選ぶことです。エシカルにまつわるラベルは約430種類存在しており基準も様々だが、多くの場合、それぞれが環境問題や社会問題に配慮して生産されていることを証明しています。

認証ラベルの代表的なものにフェアトレードラベルがあります。フェアトレードは生産者が搾取されずに、健康を害することなく人間らしい生活を送れるだけの価格を最低価格保証として取引を行うシステムです。末吉さんがネパールでフェアトレードの基準に従いながら働く労働者を訪れた際は、現地の人々が家族と離れることなく地元で元気に働くことができていたそうです。

(フェアトレードについては次回、NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長を務める中島佳織さんに改めてお話いただきます。)

こうした取り組みは最近ますます加速しており、教育機関の教科書に採用されたり、大学ではフェアトレードやエシカルを追求するサークルがあちこちに存在しています。最近では消費者教育推進法に「公正かつ持続可能な社会の形成」という文言まで組み込まれました。こうした取り組みはオリンピックが近づくにつれ、ますます勢いを増すとともに、次世代の意識の変化により社会は少しずつエシカルなライフスタイルを目指すようになるでしょう。

これから8回にわたりエシカルの専門家をお呼びして講座を開催する予定ですが、まずは私たちの消費のあり方を見直し、「WANT」でものを買うのではなく、「NEED」で買うべき商品を選ぶと自ずとエシカルな消費行動に結びつくのではないでしょうか。また、お店にエシカルな製品がなかった場合にはリクエストすることも大事です。イオンでは一人の主婦の声からフェアトレード製品が販売されるようになったこともあり、消費者の声には企業を変える力を持っているのです。みんなでエシカルなノイズを起こしていきましょう!

次回の講座
4/28 (土曜)【フェアトレードはなぜ必要?認証のしくみとは?】
中島佳織さん (NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン事務局長)


エシカルフェスタ2018トークショーのご紹介!(続)

前回の記事に続いて、今回もトークショーの詳細をご紹介。
残りの3つのトークプログラムについてです。

④15:05−15:50
「ジェンダーを超える素敵なエシカル・ライフスタイル〜既成概念にとらわれない女性リーダーによる暮らしのヒント〜」

このトークはファッションジャーナリストの生駒芳子さんとエディブル・スクールヤード・ジャパン代表の堀口博子さんにお話いただきます。
生駒さんはファッションと日本の伝統工芸の世界、そして堀口さんは食と教育の世界でご活躍ですが、それぞれ根底にはエシカルな考え方をお持ちです。
生き生きと働くお二人の女性リーダーたちの魅力に迫ります!若い女性たちも必見のトークです!

生駒芳子
一般社団法人FUTURADITION WAO 代表理事、日本遺産プロデューサー,ファッションジャーナリスト、アート・プロデューサー。VOGUE、ELLEの副編集長を経て2008年より「マリ・クレール」の編集長を務め、独立。ファッション、アート、デザインから、社会貢献、クール・ジャパンまで、カルチャーとエシカルを軸とした新世代のライフスタイルを提案。地場産業や伝統産業の開発事業、地域開発など、地域創生に数多く取り組む。2015年より文化庁日本遺産のプロデューサー事業を手掛ける。2018年より、伝統工芸をベースにしたジュエルブランド「HIRUME」をスタートさせる。
三重テラスクリエイティブ・ディレクター、日本エシカル推進協議会副会長、レクサス匠プロジェクトアドバイザー、東京2020ブランドアドバイザリーグループ委員、東京2020オリンピック・パラリンピックマスコット審査会副座長、WEF(Women’s Empowerment in Fashion)理事。
http://isetan.mistore.jp/onlinestore/women/wao

堀口博子
一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン代表 。http://edibleschoolyard-japan.org
『食育菜園 エディブル・スクールヤード』(原著/センター・フォ ー.エコリテラシー)を翻訳編集を手掛けたこと(2006年)をきっかけに、日本におけるエデ ィブル・スクールヤードの普及を手がける。「すべての子どもたちに学校菜園を!」を心に刻み、2014年より多摩市愛和小学校をエディブル・スクールヤードの日本におけるモデル校にする実践活動が始まり、現在に至る。そもそもエディブル・スクールヤードへと至る旅は、八重山諸島の一つ西表島の布人、 石垣昭子さんとの出会いにさかのぼる。そこで観たものは、全ての生命の営みの中心には農(食)があり、人(子ども)を育てる資源は自然界の中にあるというシンプルな気づきからだった。それがその後、カリフォルニア州バークレー滞在中にエディブル・スクールヤードと出会い、強く惹かる。 「食」との関係をつなぎ直すことを学校が担う、教育として行う、それは全ての大人の責任ではないだろうか、と問い掛けるアリス・ウォータースの言葉に突き動かされてきた。そこに立ち戻るたびに、いつも子どもたちの笑顔がある。

⑤16:10−16:40
「2020年 みんな参加型循環型社会〜世界に発信される日本の循環力〜」

日本環境設計(株)取締役会長の岩元美智彦さんによる、あっと驚くリサイクルの最新技術のお話です。
エシカルを考える上でリサイクルは大切な取り組みのひとつ。
循環型社会はみんなで作っていくものです。皆さんもどうやったらその一部になれるのか、ぜひトークをお聞きください!

岩元美智彦
日本環境設計株式会社
取締役会長
1964年鹿児島県生まれ。1987年3月、北九州市立大学経済学部卒業。卒業後に就職した繊維商社では営業職に携わるなか、容器包装リサイクル法の制定を機に繊維リサイクルに深く携わる。2007年1月、現取締役社長の髙尾正樹とともに日本環境設計を設立。資源が循環する社会づくりを目指し、リサイクルの技術開発だけではなく、メーカーや小売店など多業種の企業とともにリサイクルの統一化に取り組む。2015年アショカ・フェローに選出。EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー2015ジャパン チャレンジング・スピリット部門大賞受賞、Japan Venture Awards 2017中小企業庁長官賞受賞。著書『「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる』(ダイヤモンド社)。

フェスタ最後のトークは、締めくくりとしてぜひとも皆さんに聞いていただきたい内容です。

⑥17:00−17:45
「エシカルとしあわせ」

「エシカルとしあわせ」を実現するためには?シンプルですが、とても深い問いについて、3人の方々にお話をいただきます。
文化人類学者で環境活動家、明治学院大学教授の辻信一さんと、浄土真宗本願寺派光明寺僧侶の松本紹圭さん、そして聖心女子大学の永田佳之教授によるまたとない組み合わせによるクロストークです。
エシカルフェスタの締めくくりに、もう一度ゆっくりとみんなでエシカルとはなにか、しあわせとはなにか、を考えましょう。
きっと答えのない問いですが、一人ひとりが意識をもってこの問いに向き合うことが大切です。
向き合うためのヒントがたくさん聞けるはずです。ぜひ皆さん最後までご参加ください!

辻信一
文化人類学者。環境運動家。明治学院大学教員。「スローライフ」「GNH」「キャンドルナイト」などをキーワードに環境=文化運動に取り組んできた。東日本大震災以後は、国内外で「しあわせの経済」や「ローカリゼーション」などの運動を展開。著書に『スロー・イズ・ビューティフル― 遅さとしての文化』(平凡社)、「ゆっくりノートブック」シリーズ(全8巻、大月書店)、『よきことはカタツムリのように』(春秋社)など多数。 2009年より映像制作を手がけ、「アジアの叡智」(現在6巻)、『ヒルデガルト―緑のよろこび』(SOKEIパブリッシング)など、DVDブックを刊行。

松本紹圭
1979年北海道生まれ。東京神谷町・光明寺僧侶。未来の住職塾塾長。武蔵野大学客員准教授。東京大学文学部哲学科卒。2010年、ロータリー財団国際親善奨学生としてインド商科大学院(ISB)でMBA取得。2012年、住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」を開講。以来、計500名を超える意識の高い若手僧侶が「お寺から日本を元気にする」志のもとに各宗派から集い、学びを深めている。2013年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leaderに選出される。『お坊さんが教える心が整う掃除の本』(ディスカバートゥエンティワン)他、著書多数。

永田佳之
聖心女子大学・教育学科教授/聖心女子大学グローバル共生研究所副所長
「世界でいちばん自由な学校」と言われるサマーヒル学園との出会いをきっかけに、
1990年代から各国のオルタナティブな教育現場に滞在し、ユネスコの仕事に従事するようになる。
近年はESD(持続可能な開発のための教育)の実践や理論の研究、アニメーションを活用した気候変動学習などに取り組んでいる。
著書に『新たな時代のESD:サスティナブルな学校を創ろう』『オルタナティブ教育』他。ユネスコ/日本ESD賞国際審査委員。

以上、午前11時〜フェスタ終わりまで、6本のトークショーをお送りいたします。
お楽しみに!!!