Ethical Japan News

エシカルやフェアトレードに関するニュースや、エシカル協会の活動などのニュースを発信していきます。
特別記念イベントで詩人アーサー・ビナードさんとトーク開催!

【エシカル協会4周年特別記念イベント】

11月11日(日)14時〜行われるエシカル協会4周年記念イベントのお知らせです。当日は、詩人のアーサー・ビナードさんと私のトークショー、エシカルな美味しい軽食、またサプライズ企画もございますので、ぜひ皆様にご参加いただけたら嬉しいです。
*イベント専用申込サイトから申し込まないと、参加としてカウントされませんので、くれぐれもご注意ください。

イベント申込専用サイト
https://gicz.jp/open/20181111

詩人のアーサー・ビナードさんのトークショーに関する補足です。

アーサーさんは最近「ずっとずっとかぞく」という絵本を発売されました。
ナショナル ジオグラフィックの写真家がとりつづける美しいポートレートが、アーサーさんによって「声」を得た絵本です。ニンゲンによってすむ場所をおわれ、減りゆく生きものたち。その存在すら知らなければ、守りたいと思うこともできない。写真家はそう考えて、生きものの思いまでうつしとり、アーサーさんは動物たちの「通訳」をつとめた、まさにエシカルな絵本です。
アーサーさんが生まれ育ったミシガン州の自然との原体験のお話や、次から次へと飛び出す超ユニークでエシカルなお話など、ここでしか聞けないスペシャルなトークになります!トークを聞くだけでもパーティーに参加する価値があります♪ぜひ皆様、イベントに足をお運びください♡

アーサー・ビナード Arthur Binard
詩人。1967年、米国ミシガン州に生まれる。
ニューヨーク州のコルゲート大学で英文学を学び、卒業と同時に来日、日本語での詩作を始める。第一詩集「釣り上げては」(思潮社)で中原中也賞、「日本語ぽこリぽこり」(小学館)で講談社エッセイ賞、「さがしています」(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞、「ドームがたり」(玉川大学出版部)で日本絵本賞を受賞。詩や絵本の翻訳も多く手がける。文化放送のラジオでは「アーサービナード 午後の三枚おろし」が平日に放送されている。2017年、早稲田大学坪内逍遙大賞の奨励賞に選ばれた。


【大切なお知らせ】エシカル協会設立4周年記念特別イベント開催のお知らせ!

【大切なお知らせ】エシカル協会設立4周年記念特別イベントを開催いたします!!!

エシカル協会は11月11日に設立4周年を迎えます。ここまでこられたのも、今まで支えてくださった多くの皆様のおかげです。
そこで、4周年を記念して特別イベントを開催する運びとなりました。
イベントでは超豪華ゲスト、詩人のアーサー・ビナードさんをお招きして、スペシャルエシカルトークを行います!
食事も会場もエシカルな場所です♪ぜひご参加いただき、共に祝っていただきたいです!
皆さまとお会いできることを楽しみにしています!!!

日程:11月11日(日曜日)
時間:14時~17時
受付:13時30分~ 
会場:yahoo LODGE

以下のサイトよりお申し込みをお願いいたします。

設立4周年記念特別イベント申し込みサイト


【重要なお知らせ】2018 秋エシカル・コンシェルジュ講座受講生募集中!残りわずか!

【重要なお知らせ:2018秋 エシカル・コンシェルジュ講座受講生募集中!残りわずか!】

エシカル協会主催の2018年秋エシカル・コンシェルジュ講座ですが、初回スタートが迫っています。
残りわずかな回も出て来ておりますので、ぜひお早めにお申し込みください。

今期もまた新たな講師の方々をお招きし、エシカルの学びを深めることができる内容になっております。
ぜひ奮ってご参加ください!講座でお目にかかれることを楽しみにしております。

以下の専用サイトから、講師の方々や内容の詳細をご確認の上、お申し込みください。
連続受講でも単発受講でも可能です。

講座申し込み専用サイト

【日程】
10/6, 10/13, 11/3, 11/11, 12/1, 12/15, 1/12, 1/19, 1/26
《11/11は日曜日・他は全て土曜日》

【時間】
14:30〜16:00 (受付開始14:00)11月11日以外全て
※4回目(11/11)開催時間と場所が異なりますので、ご注意ください。

【開催場所】
聖心女子大学 グローバル共生研究所
東京都渋谷区広尾4丁目2番24号聖心グローバルプラザ(4号館)
11月11日のみ別会場(都内予定)※詳細は追って連絡致します

【全9回プログラム内容】

10/6「エシカルの基礎」 一般社団法人エシカル協会 代表理事 末吉里花

10/13 「フェアトレードはなぜ必要?認証のしくみとは?」
認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン 事務局長 中島佳織さん

11/3 「そもそも‘エシカル’な‘消費’とは」
大和総研 主席研究員 河口真理子さん

11/11 エシカル協会4周年記念イベント、特別講演
(詳細は追って発表いたします)

12/1「遅刻ビジネスモデル」
CLOUDY代表/認定NPO法人Doooooooo代表理事 銅治勇人さん

12/15「エシカル消費と動物への配慮とは」
認定NPO法人アニマルライツセンター 代表理事 岡田千尋さん

1/12 「Sustainability in Reality サステナビリティを形にしよう!〜スウェーデンとザンビアでの取り組み〜」
株式会社ワンプラネット・カフェ取締役、サステナビリティ プロデューサー ペオ・エクベリさん

1/19 「エシカルなお金の流れとソーラーシェアリング〜気候変動の新たな解決にむけて〜」
国際環境NGO 350org ジャパン代表 古野真さん&市民エネルギーちば合同会社 東光弘さん

1/26 「SDGsで自分を変える、未来が変わる」
博報堂DYホールディングス グループ広報・IR室 CSRグループ推進担当部長 川廷昌弘さん


2018秋 エシカル・コンシェルジュ講座受講生募集開始!

【重要なお知らせ:2018秋 エシカル・コンシェルジュ講座受講生募集開始!】

エシカル協会主催2018年秋エシカル・コンシェルジュ講座、申込受付スタートです!!!

いよいよ講座の準備が整いました。
今期もまた新たな講師の方々をお招きし、エシカルの学びを深めることができる内容になっております。
ぜひ奮ってご参加ください!講座でお目にかかれることを楽しみにしております。

以下の専用サイトから、講師の方々や内容の詳細をご確認の上、お申し込みください。

講座申し込み専用サイト

【日程】
10/6, 10/13, 11/3, 11/11, 12/1, 12/15, 1/12, 1/19, 1/26
《11/11は日曜日・他は全て土曜日》

【時間】
14:30〜16:00 (受付開始14:00)11月11日以外全て
※4回目(11/11)開催時間と場所が異なりますので、ご注意ください。

【開催場所】
聖心女子大学 グローバル共生研究所
東京都渋谷区広尾4丁目2番24号聖心グローバルプラザ(4号館)
11月11日のみ別会場(都内予定)※詳細は追って連絡致します

【全9回プログラム内容】

10/6「エシカルの基礎」 一般社団法人エシカル協会 代表理事 末吉里花

10/13 「フェアトレードはなぜ必要?認証のしくみとは?」
認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン 事務局長 中島佳織さん

11/3 「そもそも‘エシカル’な‘消費’とは」
大和総研 主席研究員 河口真理子さん

11/11 エシカル協会4周年記念イベント、特別講演&コンシェルジュたちの報告会
(詳細は追って発表いたします)

12/1「遅刻ビジネスモデル」
CLOUDY代表/認定NPO法人Doooooooo代表理事 銅治勇人さん

12/15「エシカル消費と動物への配慮とは」
認定NPO法人アニマルライツセンター 代表理事 岡田千尋さん

1/12 「Sustainability in Reality サステナビリティを形にしよう!〜スウェーデンとザンビアでの取り組み〜」
株式会社ワンプラネット・カフェ取締役、サステナビリティ プロデューサー ペオ・エクベリさん

1/19 「エシカルなお金の流れとソーラーシェアリング〜気候変動の新たな解決にむけて〜」
国際環境NGO 350org ジャパン代表 古野真さん&市民エネルギーちば合同会社 東光弘さん

1/26 「SDGsで自分を変える、未来が変わる」
博報堂DYホールディングス グループ広報・IR室 CSRグループ推進担当部長 川廷昌弘さん


”子ども霞ヶ関見学デー”消費者庁HPに掲載していただきました!

毎年夏休みを利用して、各省庁が子どもたちを招いて開催する「子ども霞ヶ関見学デー」。
今年もまた、代表末吉が消費者庁の皆様とともに、子どもたちにむけてエシカル消費についてレクチャーとワークショップを行いました。

エシカル消費に親しんでいただくためのワークショップ「世界を変える“スーパー”ヒーローになる方法 ~自分にも、世界にもいいお買い物の仕方を学ぼう!~」は大盛況!

約50名の小・中学生の子どもたちと、保護者約30名にご参加いただきました。

消費者庁の会議室をスーパーマーケットに見立て、生鮮食品・加工食品・お菓子・日用品・雑貨・衣類など約100品にも及ぶ様々なエシカル商品が陳列されていました。

代表末吉は、いま世界で気候変動・生物多様性・食品ロス・ゴミ問題・プラスチック問題・児童労働など様々な問題が起こっていること、そして、私たちが日々どのような買い物をすることで世界を救えるかをレクチャーしました。

その一つの解決法が、認証ラベルマークを目印にすることです。
当日の会場に陳列されていた多くの商品には認証ラベルが付いています。子供たちに実際にマークを探してもらい、どのような問題解決につながるかを考えてもらいました。パッケージのどこにマークが付いているか夢中になって探し、最初は見つけるのに時間がかかっていましたが、次第にマークにすぐに気付くようになり、どのような問題解決につながっているかを真剣に自分で考えたり、友達同士で話し合ったりしていました。また、たくさんのエシカルな商品を目の当たりにして、中にはアップサイクルのバッグもありました。それがアルミのプルタブで出来ていることを知って驚いている子もいました。

保護者の方々からは、「子どもと一緒に買物をするとき、環境に良いと思う買物をしてみたいと感じました」、「フェアトレードの商品や環境に優しい製品を、気になるときは買っていましたが、継続していくことも大切だと思いました。国産をなるべく買っていましたが、エコレールマーク(環境にやさしい)にも繋がるんだと気付きました」といった感想を頂きました。

「世界でこんなにもたくさんの動物や人が苦しんでいるなんて知らなかった」、「このマークについては今まで誰も教えてくれなかった」という感想や「これからスーパーでマークを探す!」、「友達にも教えてあげる!」と宣言してくれた子どもたちもたくさんいました。

「身近な買い物=企業への投票」ということを覚えてもらい、ひとつ一つの選択が未来を変えるということを、私たちはこれからも伝えていきたいと思います。


詳しくは以下の消費者庁のホームページをご覧ください。
消費者庁ホームページ


2018春 エシカル・コンシェルジュ全講座が終了いたしました

2018春 エシカル・コンシェルジュ講座最終回が終了いたしました。

この度ご参加いただいた受講生のみなさま、登壇者していただいた講師の方々に厚く御礼申し上げます!

今回晴れてエシカルコンシェルジュになった方々、また講座に参加していただいた受講生のみなさま、意義深い議論や充実した学びはできたでしょうか。
全九回講座では様々な社会課題や、それらを解決に導く活動をご紹介いたしましたが、私たちが普段口にしている食料品から着ている洋服、銀行口座、動物園など身の回りにあるものが実は社会や環境にネガティブな影響を及ぼしているかもしれないということに気づいていただけたかと思います。
無知ほど怖いものがないというように、私たちの生活は気づかないところで社会や環境に何かしらの影響を及ぼしており、無知であるが故にそうした問題に加担してしまっていたなんてことがよくあります。
そうならないように、普段の生活の中でラベル付きの製品を選んでみたり、銀行口座を未来にやさしいものに変えてみたりすることで持続可能な社会の実現に一歩近づくことができます。また企業や学校に訴えかけて変化を促したり、友人との会話の中でさりげなくエシカルを紹介して次の誰かにエシカルを紹介するのも良いでしょう。

ご参加いただいた受講生からは、普段の生活の中でエシカルや社会貢献活動について語ることは少し勇気がいる一方で、こうした志を同じくする人たちと意見交換ができるエシカルコンシェルジュ講座のような場は貴重だ、と意見をいただくことができました。その言葉通り、受講生同士での意見交換も活発に行われていたようで、講座前後の時間も大変充実していたように思います。

講座最終回では「エシカルコンシェルジュたちの報告」をご覧いただきましたが、エシカルコンシェルジュ講座が終わってからも、受講生同士でコラボレーションやユニットを組んだりして、身の回りからできるエシカルアクションを実際に起こしている人たちがいます。

今期卒業なさったみなさまもこの出会いを大切に、自分の目指す社会のためにエシカルアクションを続けていっていただけたら幸いです 。これで講座自体は終了になりますが、エシカルを続けていると自ずと出会った仲間にも再会することもあると思います。友人や知人も巻き込んで、どんどんエシカルの輪を広げていきましょう!

エシカルコンシェルジュ講座、並びにエシカル協会は、エシカルに関心がある人たちが積極的に交流できる場所を目指してこれからも務めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

*秋の講座が10月頭からスタートいたします。こちらの公式サイトか協会Facebookに告知をいたしますので、ぜひチェックしてください!

エシカル協会スタッフ一同


2018春 エシカル・コンシェルジュ講座第九回レポート

こんにちは、メディアコミュニケーターの桑原です。
お盆に入りましたが、まだまだ猛暑が続き、熊谷や岐阜では40度を超える気温が観測されているので、引き続き体調に気をつけて、こまめな水分補給を心がけてくださいね。

さて、本日で講座最終回となりますが、講座申し込みページで過去にエシカルコンシェルジュ講座を受講した受講生からのご意見やご感想がお読みいただけるのはご存知だったでしょうか。エシカルな生活と普及について考えられるようになったという声や、サステナブルの理念のある会社に転職したという嬉しい声が寄せられているんです。

というわけで、今回の講座では
【コンシェルジュたちの報告:多様なエシカルの実践の形】をテーマに2017年秋にエシカルコンシェルジュ講座を受講されたエシカルコンシェルジュの 皆様に活動について順番にご紹介いただきました。

今回は4人のエシカルコンシェルジュの皆様に講演していただきましたので、一人ずつ順番にご紹介してまいります。

① 三橋康司さん
一般的にオーガニック製品に興味を持ち始めるのは、環境に配慮したり、身体を気遣ったりすることから始まる人が多いですが、三橋さんとオーガニックとの出会いは麻布十番でオリーブオイルを持って飛び込み営業をしていた頃に遡ります。当時外食産業の貿易の仕事をしていた三橋さんは自分で仕入れる製品の理解を深めるためにオーガニックに関する勉強会に参加するようになりました。そこでオーガニッククルー代表取締役、およびエシカル協会の理事である森との出会いをきっかけに当時、中目黒で開催していたエシカルコンシェルジュ講座の前身であるフェアトレードコンシェルジュ講座に参加するようになりました。色々な場面でオーガニックやフェアトレードに関する意見交換をするうちに、「いいものだけど、実際にはなかなか売れない」というオーガニック製品の現実に直面し、この状況を変える必要があると思うようになりました。

これについては勤め先の営業を通じても痛感しており、次第に自分の力でなんとか「オーガニック」そのものを広げる活動をしたいと思うようになったそうです。普及には様々な方法がありますが、現在は様々な人と意見交換を行ないながらその方法を模索しているそうです。まだ具体的な手法は見つけられていませんが、1人の百歩より100人の一歩に期待を込めて、「良い」から「選ばれる」製品づくりに三原さんは挑戦しています。

② 石井樹理さん
空水土coup mead副代表
石井樹里さんが副代表を務める空水土(coup mead)は島根県益田市でみつばちと暮らしながらお米や真菰も丁寧に育てる養蜂農園です。自然の恵みそのまま凝縮した「はちみつ」をお届けしています。養蜂家は仕掛けを設置して蜂が集めてきた蜂蜜を採集するだけの単純な作業だと思われがちですが、実はこの蜂蜜を持続的に採集するために、養蜂家はもっとたくさんのことをしているのだそうです。収入源である蜂蜜を生み出す大切なパートナーの蜂が快適に山で過ごせるように環境管理を行うのだそうです。美味しい蜜が採れるように花を植え、開花を見守ります。働き者の蜂たちが美味しい水を飲めるように水質にも配慮するなど、森や山の環境にも気を配っています。なので蜂蜜を買って養蜂家をサポートすることはその地域の里山を守ることにもつながっていくのだそうです。このことから蜂蜜を買う際に原産地域にまで配慮できると、蜂蜜選びがこれまで以上に楽しく、意味のあるものになると石井さんは言います。そんなことを色々な人に伝えていくうちに、蜂蜜を守る活動が学校で使われる教材にまで発展していったそうです。小学生に授業を開催したこともあり、蜂蜜の製造工程を見学してもらえるようになりました。あるとき石井さんが講師として登壇した際に、「もしもミツバチが世界からいなくなったら、どうなるでしょうか」という質問を小学生にしたところ、低学年の男の子が2文字で「破滅」と答えたそうです。周りの大人は笑って聞き流していましたが、石井さんは本質を捉えていると感心させられたそうです。
蜂が一生のうちに集められる蜂蜜はティースプーン一杯程度のささやかなものです。私たちが購入する蜂蜜はそれらを丸ごと瓶詰めしたものだそうです。

③ 渡邉夏子さん
sonofu代表、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
渡邉夏子さんはフェアトレードやエシカルなど地球に優しいことを広めるために、アロマテラピーをしています。これまでエシカル・アロマ教室や、星占いとアロマのイベントを開催したり、空水土とともにユニットを組み、エシカルフェスタ2018にも出展したりしてきました。アロマには様々な作用があり、ベルガモットの柑橘系の香りはリラックス作用が高く、交感神経と副交感神経のバランスを整えてくれるのだそう。精油をお風呂の中に垂らせば入浴中のリラックス効果が高まります。他にも精油は化粧品づくりなど、様々なものに応用することも可能なのだそうです。ルームスプレーを作るワークショップも行なっているそうなので、ご興味のある方は記載したホームページをご覧ください。

渡邉さんは学生時代に国際ボランティアを専攻していましたが、専門学校を卒業して社会にでてみると、これまで志していたものと次第にかけ離れていくような生活になり、自分がやってきたことに自信が持てなくなっていきました。学生時代から一緒に活動してきた友人も仕事に追われるようになり、寂しい気持ちが募っていた時に見つけたのがエシカルコンシェルジュ講座でした。コンシェルジュ講座にはエシカルに関心のある人々が集まり、議論や意見交換をすることができたので、渡邉さんも自信を持ってエシカルを広めていこうと思えるようになったのだそうです。エシカルフェスタ2018でユニットを組んだ空水土の石井さんとも講座で偶然席が近く意気投合したことが理由で一緒にやっていくことになりました。アロマは人間に本来備わっている自然治癒力を高めることができるもので、自然界と私たちを繋いでくれる存在としてこれからも多くの人に紹介していくつもりです。

④ 古橋哲朗さん
株式会社わらわら 執行役員COO
フィットネスジム、株式会社わらわらの執行役員を務める古橋哲郎さんはエシカルコンシェルジュ講座にインスピレーションを受けて会社のスタッフユニフォームをパタゴニアのものに変えたり、新たにエシカルペイフォワードトレーニングを開発したりと事業を通したエシカルの実践に意欲的に取り組んでいます。フィットネスジムとエシカルは一見何の関連性もなさそうですが、わらわらの企業ビジョンである「最高に笑えるフィットネスクラブ」を目指す上で、地域に密着して様々な価値の創出、提供ができるのではないかと考え、エシカルを事業に取り入れ始めたのだそうです。当初はエシカルに関する車内認知を広めるのに時間を要したそうですが、いざ話をしてみるとポジティブなムーブメントを否定する人は一人もおらず、価値観を共有することで、全体の意識が高まっていきました。健康の領域で人々を笑顔にすること、そしてお客様の人生を豊かにすることを目指しています。

さて、本講座を持ちまして、エシカルコンシェルジュ講座は終了となります。
晴れてエシカルコンシェルジュを修了された方、そして春から講座に参加していただいた皆様に厚く御礼申し上げます。本講座がみなさまにとって有意義なものであったら大変嬉しく思います。これからのみなさまのご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。秋講座が10月からスタートする予定です。詳細はこちらの公式サイト、または協会Facebookで告知をいたしますので、ぜひチェックしてください。これからも「影響を、しっかり、考える」を合言葉に、エシカルでいきましょう。Go!エシカル!


2018春 エシカル・コンシェルジュ講座第七回レポート

みなさん、こんにちは、メディアコミュニケーターの桑原です。
「ほたるの川のまもりびと」はもうご覧になりましたでしょうか。
8月5日は入間市産業文化センターで「いるまエシカルフォーラム2018」が開催されます。みなさまお誘い合わせの上、お越し下さいませ。

さて、今回の講座では株式会社ワンプラネット・カフェ取締役、サステナビリティ プロデューサーのペオ・エクベリさんにお越し頂き、【Sustainability in Reality – サステナビリティを形にしよう!〜スウェーデンとザンビアでの取り組み〜】をテーマにお話しいただきました。

ペオさんはスウェーデン出身の環境活動家で、これまで環境NGOのリーダーやジャーナリストとして活動してきました。日本では400回以上の環境問題の解決やサステナビリティについて講演したり、NHKのキャスターとして環境番組に出演したりしたこともあり、豊富な知識と経験の持ち主です。2008年にはイギリスBBCのWebページHEROでアル・ゴア元アメリカ副大統領やアルピニスト野口健さんと並び環境リーダーの一人として紹介されました。2011年に現在の事業「ワンプラネット・カフェ」で日本初フェアトレード認証のバナナペーパー作りを始めてから、ザンビアとスウェーデンと日本にオフィスを構え、忙しい毎日を送っています。

3つのオフィスは環境に配慮されるように作られており、エネルギーは太陽光と風力を使い、環境マテリアル、バイオクライマティック技術、リユース、リサイクルされた家具、バイオガスやバイオマス作ることができるシステムや節水システムなどなど、自分自身の家をサステナブルなものにすることで、オフィスから世界に持続可能なライフスタイルを発信しています。

日本は欧米の国とは異なり、なかなかエシカルや持続可能な取り組みが普及しませんが、ペオさんは人の行動原則が変わるのは他人の成功例が大きな影響を及ぼしていると確信しています。より多くの人に持続可能なライフスタイルを普及させることができれば、オーガニックジーンズやフェアトレード製品が従来の製品と同程度の価格帯になることも可能なのだそうです。

スウェーデンはSDGに関する国際指標のランキングで1位を誇ります。スウェーデンでは教育に持続可能な生活や消費行動について学んでいるので、日本含む他の先進国よりも環境や社会に対する意識が高い人が多いのだそうです。買い物ではなるべくラベル付き製品や環境負荷の低い家電を好んで選び、普段の生活で当たり前のようにアクションを起こす人が多いそうです。日本でフェアトレードコーヒーを注文すると、ほとんどの場合取り扱いがなく、それが何か説明する必要もありますが、スウェーデンではそのようなことはありません。

これをペオさんは原理原則という言葉を用いて説明してくれました。スポーツにルールがあるように、環境活動やエシカル消費もルールを知らなければ正しいアクションが起こらないのです。

原理原則を学んでいない私たちが持続可能なライフスタイルを実現させるために国連が打ち出した「WEHAB」という合言葉を参考にすることができます。

W=water (水)、E=Energy (エネルギー)、H=Health (健康)、A=Agriculture (農業)、B=Biodiversity (生物多様性)のそれぞれの頭文字をとってWEHABと覚えます。

この5つの分野に焦点を絞ることによって、ヨハネスブルク・サミットは地球環境を保護しながらすべての人間がよりよく暮らせるようにするための現実的な手段を定める野心的な、しかしながら達成可能なプログラムを創出することができます。事務総長は、「5つの分野で前進することができれば、自分たちが生きている間だけではなく、子どもや孫たちも享受できるような繁栄を実現するチャンスが生まれるでしょう」と述べています。

この原理原則が守られるとどのような社会が築けるのでしょうか。ペオさんは生まれ故郷であるスウェーデンを例に紹介してくれました。

私たちが旅行に行く際に必ず空港を利用しますが、私たちが入国する前からエコアクションは始まります。スウェーデンに本社を構えるスカンディネヴィアン航空は空港の滑走路着陸に向け、エンジンをほぼ停止させた状態のアイドリングで高度を下げ到着する「グリーンランディング」を導入することでCo2削減に貢献します。

ストックホルム国際空港では2020年までに、CO2排出量100%削減することを目指しています。
空港で走る従業員用車両はバイオマスエネルギーで走り、ダウンタウンに向かう電車には風力エネルギーが使われています。電車はダウンタウンに向けて橋を渡りますが、この橋の一部には分別された缶をリサイクルしたものが使われています。

ダウンタウンに着くと駅からホテルまでタクシーに乗って移動しますが、このタクシーを動かすエネルギーにはコーヒーかすなどのバイオマスエネルギーが使われています。

テルの食事でオーガニック料理やフェアトレードコーヒーが用意されるのはスウェーデンでは珍しいことではありません。スウェーデン料理で有名なシーフードレストランではMSC認証が取得された魚が使われています。

スーパーマーケットに並ぶ商品の1〜2割は環境ラベルです。

マクドナルドに次いでスウェーデンで市場シェア2位を誇るファストフード店「マックス」では全てのエネルギーを風力発電で賄っており、メニューには風力バーガーまであるくらいです。

食べ終わった後は包み紙をゴミ箱に捨てますが、ここにもエコな取り組みが。
ゴミ箱にはソーラーパネルが設置されており、ゴミが溜まると自動的に圧縮して容量を増やしてくれます。これによりゴミ収集車が回収にくる頻度を減らし、CO2削減に貢献します。また、ゴミ箱にはセンサーがついており、容量がいっぱいになると収集のタイミングを教えてくれます。
さらに驚くことはゴミ収集車のエネルギーがゴミであるということです。もはやバック・トゥ・ザ・フューチャーの世界です。

ペオさんによると、1kgの生ゴミは車を2km走らせることができるだけのエネルギーを生み出すことができるそうです。化石燃料に頼らずとも、私たちは風や太陽、食料を活用することでエネルギーを生み出すことができるのです。こうしたエネルギーや資源を有効活用するためにスウェーデンの人々は毎日100種類以上のゴミを分別します。

スウェーデンにはまだまだ魅力的なエコアクションが多く、疑うことなくエコフレンドリー先進国といえます。日本が見習う点は多いでしょう。ワンプラネット・カフェではエコアクション先進国スウェーデンやバナナペーパー生産国であるザンビアの視察ツアーを企画しているので、もっと知りたい方は、このツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

さて、それではスウェーデンはどのようにして、ここまで人々の意識が高まっていったのでしょうか。ペオさんは現行の政治体制に疑念を抱いた若者が環境党を立ち上げたことが転換点になり社会のあり方が変容していったと言います。
若者が声をあげたことで、与野党にプレッシャーがかかり、社会が少しずつ環境を配慮したものへと変容していきました。ビジネスセクターでも環境活動がお金になることに気づき、こうした需要を満たす事業が徐々に増えていったのだそうです。

現在、私たちが暮らす地球には人口76億人が存在し、一年で地球が生み出すことができるエネルギーの1.7個分のエネルギーを消費していることが研究で明らかになっています。地球の資源は有限で、私たちの銀行に入っている残高のように、使えばそれだけ減っていきます。1.7個分ということは、私たちの生活は地球に借金をしながら成り立たせているということです。資源を使い続けて返済することを怠れば、資源やエネルギーは減っていく一方です。スウェーデンでは使った地球資源の埋め合わせをしなければ環境泥棒という不名誉なレッテルを貼られてしまうのだそうです。

これまで私たちが地球資源の返済を怠ってきたことは言うまでもありません。
1952年から世界の人口が95%増加し、世界の動物の種が52%も減りました。
1年間で日本の三分の一相当の森林が地球から消失しています。
日本人は1日に平均約300kgのゴミを排出しています。
地球上の動物は日毎に50種類が絶滅しています。
最貧困にあえぐ人々は10億人いると言われています。

このように地球には問題が山積みです。
こうした問題を共有するために、1972年に環境問題についての大規模な政府間会合(国際連合人間環境会議)が開催されました。これまでリオデジャネイロやヨハネスブルグで開催されてきましたが、第一回目の開催国はスウェーデンでした。

サステナビリティに関する国連の定義では自然、人間、経済の三つの柱が大切だと言われていますが、これらを多くの人々がアクションしやすいようにまとめたものがSDGsです。2030年までに世界を変えるための約束で、このデザインはスウェーデン人によるものだそうです。

SDG INDEX & DASHBOARDSが発表したSDGs Index2018によるとSDGsへの取り組みは156カ国中、スウェーデンが1位で、日本はイギリスに次いで15位でした。実は日本も比較的上位におり、SDGsに積極的に取り組んでいるのですね。

さて、この地球上で、地下深くから化石燃料を掘り出し、ゴミを捨てるのは人類のみです。動物が出す全ての排泄物はなんらかの形で地球に回収され、巡り巡って資源となりますが、人間は地下深くから化石燃料を掘り出し、地上に温室効果ガスを撒き散らします。唯一人間だけが地球が回復できる以上に資源をとります。
スウェーデンの科学者が持続可能な循環型社会を目指して、動物を参考に、自然のルールを発見しました。
① 自然に返すことができる以上に取らない
② 地下・地上の資源は異なる
③ 生物多様性をまもる
以上の3つを守ることで、環境に優しい生活ができるとペオさんは言います。中でも特に印象に残ったのが、②地下と地上の資源は異なるという、いわゆる「地下・地上ルールでした。」地上で生み出される資源はどこかで回収されプラマイゼロになるという考えから使用しても問題がないが、地下に眠る化石燃料(温暖化の原因)を使用することは地上に存在していなかったCO2を排出することになるので、地球環境に悪影響であるというものです。地下から吸い出せば吸い出すほど、環境にどんどん負担をかけてしまうのです。私たちが普段使っているボールペンは地下から吸い出した化石燃料で作られていることがほとんどです。そのほか多くの製品が化石を原料に作られているので、私たちは生活を考え直す必要がありそうです。

スウェーデンや多くのヨーロッパの国々ではバイオ製品と呼ばれるものが普及しています。これは地上の資源を利用したということを意味しており、地下地上ルールに従えば地球環境に影響がないと言えます。(バイオ(bio)はラテン語で「命」という意味)

他にも環境や社会に優しい買い物をするために便利なのが、環境ラベルです。これについては、これまでの講座でも学んできましたね。消費者は商品を選ぶのにわずか2〜3秒で判断するそうなので、環境ラベルを探す手間と時間をかけさせないことや選びやすいことが大事なのだそうです。

スウェーデンでは学校教育で環境ラベルについて勉強するようで、認知度や信頼度はかなり高いそうです。第三者機関による認証なので消費者も安心して選ぶことができ、積極的に購入に結びつくのだそうです。

今回の講座から私たちの消費スタイルはもちろんのこと、持続可能な社会や環境への理解を深めることができました。

次回の講座は8/4 (土曜)
エシカル講座2017年秋の受講生の皆様にお越しいただき、【コンシェルジュたちの報告:多様なエシカルの実践の形】をテーマにお話ししていただきます。本当にエネルギッシュな方が多く、積極的にエシカルを実践しています。私個人的に尊敬する方々ばかりなので、皆様とまたお会いできることを楽しみしています。今後エシカルコンシェルジュとして御活躍なさる今季受講生の皆様にとっても、アクションを起こした身近な存在として意見交換をしていただきたいと思っております。

次回の講座(第9回)
8/4 (土曜)【コンシェルジュたちの報告:多様なエシカルの実践の形】
●三橋康司さん (日本ロレアル株式会社 カスタマーサプライチェーン本部デマンドプランナー)
●古橋哲朗さん (株式会社わらわら 執行役員COO)
●ユニット“melissa” 石井樹理さん(空水土coup mead 副代表)&渡邉夏子さん(sonofu代表、AEAJ認定アロマテラピーインストラクター)
(第8回については、台風の影響で年内に延期させていただきました。)

次回の講座でみなさまにお会いできることを楽しみにしています。


いるまエシカルフォーラム2018登壇のお知らせ

【いるまエシカルフォーラム2018のお知らせ】

埼玉県の入間市で、エシカルフォーラムが開催されます!
このフォーラムの主催者はエシカル・コンシェルジュの卒業生である田中新吾さん。
彼は今、埼玉県入間市を拠点に「エシカル」や「持続可能な営み」を広げる活動を行なっていらっしゃいます。
この活動の始まりを祝して、今回代表末吉もフォーラムに登壇させていただくことになりました。
東京からも参加できる距離なので、ご興味ある方はぜひ♪

◆いるまエシカルフォーラム2018
日時:2018年8月5日(日曜)14:00~16:30 
場所:入間市産業文化センター第2集会室 
埼玉県入間市向陽台1-1-7  入間市駅(南口)下車 徒歩約12分
参加お申し込みフォーム(参加費無料)
主催:一般社団法人ECEF
お問合せ先:info@ecef.or.jp
いるまエシカルフォーラム2018サイト



2018春 エシカル・コンシェルジュ講座第六回レポート

みなさんこんにちはメディアコミュニケーターの桑原です。いよいよ夏休みに入り、行楽シーズン到来です。皆様は今夏のご予定はもうお済みでしょうか?

さて、今回は国際環境NGO350.ORG ジャパン代表の古野真さんにお越しいただき、エシカル金融と地球温暖化についてお話いただきました。これまで買い物を通じてサプライチェーンの裏側にある問題を解決することを中心に講師の方からお話がありましたが、今回の講座ではお金の預け方についてのお話でした。

350.orgは気候変動の深刻な影響を回避し、安全で公平な社会を実現することを目標に、2008年に米国の大学生によって結成された団体です。現在は世界20カ国以上に支部があります。古野さんは3年前に日本支部を立ち上げ、「市民の力」「お金の流れ」「エネルギー転換」に焦点を当て、エシカル金融、ロビー活動、セミナーや勉強会など幅広く活動しています。

さて、これまでエシカルを様々な社会問題や、ソーシャルアクションに結びつけて学んで来ましたが、イギリスのエシカルコンシューマー主筆のロブ・ハリスン氏によると「エシカル消費」をムーブメントにした活動には5つのステップがあり、それぞれ①バイコット②調査③エシカルな企業との連携④認証ラベル⑤ランキングなのだそうです。

ご存知の通り、バイコットはエシカルでない企業の商品を買わずに、社会、環境、人に配慮した製品を積極的に買っていくことを言いますが、私たちが銀行に預けるお金がどのように使われるかについて考えたことがある人はいるでしょうか。

通常、私たちが銀行にお金を預けると、銀行が厳選した企業に融資されていき、その配当金が利息というかたちで私たちの講座に入金されるようになっています。この利息を生みだすために銀行ではあらゆる企業や事業に融資が行われているのですが、私たちが実際に投資先を知ることはありません。私たちが知らないところで私たちのお金が環境破壊を生み出しているかもしれないのです。

そこで350.org ジャパンは日本の銀行の融資状況について調査を行いました。
日本の197団体が融資の引き受けを通じて、石炭や石油ガス会社、原発リスクに関わる融資を行なっている銀行を調べたところ、みずほ銀行は化石燃料に3兆円を貸し出していたことが明らかになりました。これは東京オリンピックに匹敵するほどの金額です。また、みずほ銀行や三井住友銀行なども原子力発電関連事業に融資を行なっていたことが明らかになったのです。

こうした融資はときに遠く離れた国の人々の生活を苦しめることになります。例えば米国の企業、ダコタアクセスは先住民が住む土地、そして彼らの水源となっているミズーリ川に石油パイプラインを通そうとしています。このパイプラインが完成すれば、何千人もの飲み水が汚染されることになります。
残念なことに三菱UFJ並びにみずほ銀行は2016年8月2日、部族がパイプラインの停止を求めて訴訟を起こした6日後にこのプロジェクトへの多額の融資に調印しています。

自然資源に恵まれたベトナムでは、外国の投資家や企業にとって魅力的な場所として、数多くの石炭火力発電所が建設されています。一方で、発電所から排出される石炭灰の塵は地域の環境やそこに住む人々の健康を苦しめ、廃棄物の海への投機が海洋生物や食べ物を汚染しています。一部の人の利益のために慎ましく生活を行なっている現地民が犠牲になっているのです。残念なことにこちらではJBICや東京三菱UFJ銀行がビンタン石炭火力発電所に融資、JBIC・みずほ銀行・ソシエテジェネラル東京支店がハイフォン石炭火力発電所に共同で77億円もの巨額の共同融資をしています。

こうしたお金の出所は私たちが銀行に預けたお金であるので、もはや他人事ではありません。一人一人の意識が変われば、こうしたエシカルでない事業への融資はなくせるのです。とある銀行のCSR担当によると、こうした事業が可能なのは現地の環境法令には触れていないため、融資としてはなんら問題がないそうです。しかし大規模な融資を決定する際には該当地域のコミュニティに確認を取ることが条件になっており、国の利益のためか、そのコンサルテーションが行われないまま開発が進んでいる現実があります。

こうした状況を変えるために再度、受講生同士での話し合いが行われ、まずは自分の意識を変え、身近なところから変化を訴えることが必要だという意見や、預金に限らずに、アルバイトや学費などの振込先口座を変えてもらうようなアクションも可能という意見が出ました。

国連環境計画からも世界の平均気温上昇を1.5~2℃未満に抑えるという目標を達成するためには、石炭火力発電所の新規建設をやめ、既存施設も早期に閉鎖することが極めて重要だと発表されています。

石炭火力発電への融資制度はもはや世界の潮流となっており、緩厳はありますが、ヨーロッパの銀行の多くが廃止を目指して何かしらの方針を定めています。一方で邦銀の多くに方針がありません。

私たちにできることは、環境や社会に有害な事業に融資しないように声をあげ、エシカルな事業に融資している銀行にお金を移すことです。これはダイベストメントと呼ばれるアクションで、地球や社会に優しくない事業との関係を打ち切ることでより持続可能な世界を築こうとします。主に化石燃料や原発からお金を引き上げるこの運動は世界中で行われており、これまで個人から団体まで幅広くアクションがされてきました。教育、宗教、財団、都市、保険、年金などなど、世界76ヶ国、893団体 約680兆円がダイベストされました。

ここで私たちにできることを考えるために受講生同士で再度グループワークを行いました。テーマは①「地球にやさしい銀行選び」に参加するとしたら、どこから始めますか?②周りの友人・家族・学校・職場で広めるなら、どのように人に伝えますか?というものでした。みなさん質の良い議論ができたようで様々な意見が飛び交いました。

●銀行融資が化石燃料に結びついているのは、今回の話の一つの切り口で、水力発電ですら環境負荷があるように生産するにはエネルギーを要します。そういうものを総合的に評価してくれる基準のようなものがあれば、理解されやすくダイベストメントも進むのではないかと思います。

●ただ配布資料を見て闇雲に環境に優しい銀行を選ぶのではなく、自分自身でその銀行が環境、社会、人のどこに厚みを置いているのかを理解することが大切なのではないかと思った。また、人を変えることは容易いことではないので、まずは自分から変化を起こし、インフルエンサーのような存在になれたらと思う。

●三大バンクもCSRレポートを見ると社会的に素晴らしい活動をしているので、そういう二面性も理解することが重要なのではないか。

●今の時代、お金を上手に使うのも難しいし、上手に預けるのも難しい時代になりました。預けたお金を意義のあるものに使い、「生き金」にすることで初めてお金が社会性を持つのだと思う。何を買うかも大事だが、どう使うかを考えたい

●ゲーム感覚でお金に関することをしっかり考える教育が進めばいいと思う

ほとんど誰もが持っている保険や年金でも資産運用という視点では、このダイベストメントの活動に結びつきます。銀行に預けている預金だけでなく、投資信託でもESG投資を意識することで、地球温暖化や生物多様性、従業員の健康や女性の活躍、公正な競争などに貢献することができます。

ダイベストメントは①銀行を選ぶ ②口座を乗り換える ③ダイベストメントの報告のスリーステップでできるので、すぐにでもできるアクションではないでしょうか。銀行選びには350.org ジャパンが公開している「地球にやさしい銀行?」のリストを参考にすると良いでしょう。ホームページでは著名な人のダイベストストーリーを見ることができ、講座ナビゲーターを務める末吉も掲載されています。

次回の講座は7月28日(土曜)
特定非営利活動法人おてらおやつクラブ代表理事、安養寺住職の松島靖朗さんにお越しいただき、【「てばなす」の実践 「おてらおやつクラブ」の現場から】 をテーマにお話しいただきます。

初講師ということで私もこれから楽しみです。