エシカル・コンシェルジュ生・鈴木真代さんが住んでいるコロンビア共和国より、現地エシカル事情をお届けします。

コロンビアのさまざまな取り組みなど情報満載、必読です!

皆さん、こんにちは。南米コロンビアの首都ボゴタ在住の鈴木真代です。コロンビアでのエシカルなライフスタイルを紹介します。

ボゴタは標高2,600mで、年中、日本の秋みたいな気候なので、冷房も暖房も不要です。電気は水力発電が7割を占めているので、市民として化石燃料の使用を極力減らすることができる街です。

コロンビアは、実は、ナイロ・キンタナやエガン・ベルナルなどの世界有数の自転車競技選手を生み出している国です。サイクリングは「(自転車を入手するのはそれほど難しく無いので)貧困層でも楽しめる普遍的なスポーツ」と言われており、「環境にもいいし、時間の節約にもいいから」と、普段から通勤にもサイクリングを使う人が多いです。

2020年以降、パンデミックでロックダウンが続き、コロンビアの政府・企業・NGOは、自宅からリモートワークを推奨し、それがスタンダードになっています。ボゴタ市は、自転車道を渋滞の多い公道に新設し、世界一と言われていた交通渋滞もだいぶ減りました。環境にも良い変化がありました。

買い物に関しては、週に1度、現地NGOを通じて、紛争被害者が生産する農家からオーガニック野菜・果物・乳製品のパッケージを直接購入しています。大手スーパーは産地がわからず、価格が高く、農薬も使われているものが多いので、農家の人たちの顔が見える方が安心できます。

他には、Rappiというお買い物アプリで、輸入品を含めたオーガニックな商品を取り揃えたスーパーに注文も可能です。コロンビア発のお買い物アプリで、定職に就くことが難しいベネズエラからの難民・移民がギグワーカーとして数多く働いています。つまり、このアプリで注文し、チップを多めに支払うことで、彼らの収入に多少なりとも貢献できます。

最後に、おすすめのコロンビアのエシカルファッションブランド・FLORAを紹介したいと思います。コロンビアはファッション産業が盛んな国なのです。このブランドは「ファッションは政治的アクション!」というスローガンのもと、Tシャツやブラウスを生産・販売してます。このブラントの商品を購入することで、カウカ県のポパヤンという町に住む元受刑者やシングルマザーの収入に貢献できます。(価格は米ドル表示、海外発送可能)

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