INTERVIEW

井関産業株式会社

ますます女性の活躍が期待される2020年。
そんな社会の動きに先んじて2011年より女性社員を集めた事業部を立ち上げた、金属容器販売や販売促進支援を行なっている井関産業株式会社のブランド「ラ・コルベイユ」をご紹介します。

ビジネスの世界は女性の時代がやってくる、マーケットの主役は女性、そんなトップの思いつきで、2011年5月 井関産業株式会社 では、女性社員を集結、一つの事業部を立ち上げました。それが「ラ・コルベイユ事業部」。当初は事業開発部としてスタートしましたが、後にブランド名「ラ・コルベイユ」を事業部名に変更しました。「コルベイユ」とはフランス語で「花籠」を意味します。世界の女性たちの生活に華を添えたい、そんな思いが込められています。

しかしながら、当初は何をやっていいか見当もつかず、ある女性マーケッターに相談。弊社の強味を探り、「ものづくり」という強味を活かそう、となりましたが、デザインもコンテンツもありません。そこで紹介されたのが、カンボジアでカンボジア女性の経済的社会的自立支援を行っているNPO、ドリームガールズプロジェクト(DGP)。クメール文化の美しいデザインのDNAを活かし、カンボジア女性へのデザインの教育と事業化を通した活動をされています。そのデザインを弊社が買い取り商品化、その販売額の一定率をデザイナーのロイヤリティや育英資金として還元しています。まさに社会貢献ブランドとしての出発です。

とはいうものの、どんなプロダクトにすべきか…。スタートはテーブルウェアやポーチなどの雑貨。売り場もなく、様々な経路をたどり、百貨店などに出店しましたが、全くうまくいきません。無名ブランドを認知いただくことに、社員も相当苦労しました。ものは試しで展示会に出したところ、採用したデザインは、コスメに相応しいのではないか、という来場者からのご意見で、アドバイザーをご紹介いただき、4つの香りとオーガニック成分にこだわった、ヘアケア、スキンケア商品(シャンプー、トリートメント、ボディーソープ、ボディミルク、ハンドクリーム)への進出を決定。しかし、この分野も全くの素人で、アドバイザー、OEMメーカーのご協力を得ながら製品化。そして百貨店、バラエティショップへ営業展開。慣れない商流に挑戦しながら問屋、バイヤーとの人脈を築いていきます。

ある程度販路は広がったものの、当然次なる商品を求められます。社会貢献ブランドとして認知いただくために2014年6月、日常的に使われる製品、化粧品用のオーガニック成分を活用した「ナチュラル・オーガニックランドリー柔軟剤」を開発。ヘアケアスキンケア商品の中でも最も好評であった、オーキッドの香りを採用、お洗濯の仕上がりもよく、そして赤ちゃんの肌にも安心してお使いいただける製品です。営業の努力と消費者の皆様から好評をいただき、今ではドラッグストアーを中心に全国4500店舗への配荷に至っています。

全くの新しいマーケットへの挑戦に、女性社員は大変な苦労をしました。もちろんアドバイザーやサプライヤーの皆様の知恵をいただきながら、少人数で営業、販促、マーケティング、店舗折衝など全て自分達が行うという業界でも稀有な営業体制です。

 

今後は、我が社の経営戦略のベースとしているSDGsの観点から、エシカルでサスティナブルな原材料、パッケージを採用し、そして製品使用後のリユース・リサイクルにも重点を置いた商品設計を行い、私たちの心身の健康に大きく影響を与える食の分野にも進出する計画です。

会社名:井関産業株式会社
会社HP:http://www.isekigroup.co.jp