INTERVIEW

MAZZA 株式会社

ベランダで育てる木々に滴る朝露の美しさやリネンのシーツで目覚める心地よさ、日々の暮らしを豊かにするものはそんな普通の日常に宿っていることに気づかされる今日このごろです。手を洗う時の石鹸の香りもそのひとつ。今回はフランスのプロバンスで丁寧に作られたLICORNEの石鹸を輸入しているMAZZAさんをご紹介致します。

ユニコーンがシンボルのLICORNE(リコーヌ)は南仏・マルセイユにて、マルセイユ石けんを手作りで生産する小さなサボネリー(石けん屋さん)です。マルセイユに4店舗、イタリア・トリノに1店舗、大小無数のヨットが停泊するマルセイユ旧港ではマルセイユ石けんミュージアムを運営しています。市内に位置する家族経営の工房では、オーナーのSerge Bruna氏が選りすぐりの原料で、100年前の機械を大切に使いながら、一つ一つ愛情をこめて作っています。

 

生産者の顔が見えるマルセイユ石けんの優しい使い心地は、フランスのみならずヨーロッパ中のファンに愛されており、自然な香り、石けんを泡立てる幸せなひとときをプロヴァンスからお届けしています。

プロヴァンスを旅する途中で訪れた、南仏・マルセイユ。
フランス最大の港湾都市で、地元のシーフードでつくられるブイヤベースが有名です。太陽の光が降り注ぎ、海は輝き、港を行き交う人々がそれぞれのペースで過ごしている、下町情緒がありながらも、ゆったりと時間が流れるまち。そこで偶然見つけた、小さなサボネリー「LICORNE(リコーヌ)」。

お店に一歩踏み入れた瞬間に感じた、心がわくわくする気持ち。
まるで嗅いだことのない、新鮮な香りに包まれる空間。ポンプ式の液体石けんが重宝される現代でもなお、代々引き継いでいる歴史の詰まった機械で、手作りされた少し大きなマルセイユ石けんに感動しました。様々な情報があふれる現代で、自分のペースを守ることは簡単ではありません、上手くいかないことも、つい忙しさのせいにしてしまう。そんな現代に暮らす人に、少しでも心がやすらぐ時間を過ごして欲しいと願いました。

 

「忙しい」の一言で片付けてしまっていた時、ふと、私はこの石けんに出会いました。手のひらの少し大きめの石けんを泡立てて、香りに包まれる時間。今日1日を振り返り、明日に想いを馳せる時間。心が安らぐひとときを、LICORNEの石けんを日本の生活者にもお届けしたい、これがこのブランドの展開をはじめた理由です。

 

昨年より開始したウェブサイトでの販売に加え、「プロヴァンスの香りを実際に体験して頂きたい」という思いから、百貨店など商業施設でのポップアップを中心に行ってまいりました。また、お取り扱いいただくお店も増えております。(順次SNSなどで発信)手づくりのため生産数も限られる日本初上陸のブランドではありますが、出来るかぎり多くの方々にご紹介できるように展開予定です。

会社名:MAZZA 株式会社
会社HP: https://www.licorne-savonnerie.jp/