INTERVIEW

明治ホールディングス株式会社

明治グループのNEXT100にむけて
世界の人々が笑顔で健康な毎日を過ごせる未来社会をデザインする

meijiは2026年で創業110周年を迎えます。これまで培ってきた食と医薬の知見を活かし、これから先の100年を見据えて、人・社会・地球の幸せな未来のために、社会課題の解決を発想の起点としたmeijiらしい活動を強化していきます。

サステナビリティ活動においては、2026年までの活動方針として「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」を掲げており、「こころとからだの健康に貢献」「環境との調和」「豊かな社会づくり」「持続可能な調達活動」の4つのフレームワークに基づいて活動を推進しています。

チョコレートを取り巻く社会課題

チョコレートの主な原材料であるカカオの生産国第1位のコートジボアール、第2位のガーナでは、18歳未満の児童労働者は156万人に上るとされています※1。

※1:「NORC Report」(シカゴ大学、2020年)

meijiは、2021年に西アフリカのカカオ栽培における児童労働・強制労働撲滅のためのNPO「International Cocoa Initiative(ICI)」に日本企業として初めて加盟し、現地パートナーと協力して、児童労働監視改善システム(CLMRS※2)による支援を行っています。調査員が各農家や農園へ足を運び、家族構成などを確認し、啓発活動によって児童労働の認識を高め、児童労働を特定し、改善支援およびフォローアップを継続的に行うことで、児童労働の撤廃に取り組んでいます。

※2:※ICIが開発した児童労働監視改善システム(Child Labor Monitoring and Remediation Systems)

児童労働撤廃への取り組み|サステナビリティ|明治ホールディングス株式会社 (meiji.com)

カカオ生産国における社会課題は、それだけではありません。カカオ農家の生活向上や森林減少抑制に向け、meijiは2006年からさまざまな産地へ足を運び、カカオ農家を支援する活動「メイジ・カカオ・サポート」に取り組んできました。苗木、肥料、発酵箱の寄贈など高品質なカカオ豆の安定的な生産のための支援活動や井戸の整備や教育支援など、産地の課題に合わせた支援を行っています。

いつもお楽しみいただいているチョコレートは、実はこのようなカカオ農家の方々に支えられ、たくさんの人々の手を経て、皆さまのお手元に届けられています。

Meiji Cocoa Support カカオづくりを、持続可能に。明治にできることを、もっと。|サステナビリティ|明治ホールディングス株式会社

牛乳を取り巻く社会課題

お客さまへお届けしている牛乳・乳製品は、酪農によって支えられています。酪農は、高品質な栄養源の提供、雇用の創出、地域の活性化など、さまざまな価値をもたらします。一方で、牛が排出するメタンなどによる地球温暖化への影響や、糞尿による悪臭や水質汚染といった環境問題に加え、働く人々の人権やアニマルウェルフェアなど多くの課題も抱えています。

meijiは、1997年ごろから牛と環境に配慮した牛乳づくりを掲げ、北海道網走郡津別町の酪農家の方々と連携し、有機酪農で生産された生乳のみを使用した「明治オーガニック牛乳」を開発しました。有機酪農では、化学肥料などを使用せず、環境負荷低減に配慮して栽培された飼料を与え、ストレスの少ない環境で牛を飼養します。また、牛の排泄物は堆肥として活用し、飼料を栽培する農地へ還元しています。

meijiはこれからも牛や環境に配慮しながら、牛乳の新しい価値を提案していきます。

会社名:明治ホールディングス株式会社
コーポレートサイト:https://www.meiji.com/

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