行政との関わり

消費者庁との関わり

代表の末吉は2015年〜2017年に消費者庁で開催された「倫理的消費」研究会の委員を務めました。ここで初めて「エシカル消費」の定義が決められました。消費者庁はエシカル消費をただのトレンドではなく、日本の文化として築き、誰もが実践できる社会を目指す、と宣言しました。
エシカル協会は、消費者庁と協働で子ども向けのエシカル消費ワークショップを作り、それをもとに消費者庁主催のエシカル・ラボというイベントにエシカル・コンシェルジュを派遣して、子ども向けのワークショップの実践を行ってきました。現在、末吉は消費者庁の消費者教育推進会議の委員として、消費者教育を通じたエシカル消費の普及や消費者市民社会構築のために、消費者や生活者の声を届け続けています。

環境省との関わり

現在、末吉は環境省中央環境審議会委員として総合政策部会に属しながら、国の環境政策全体に対してエシカルやサステナビリティといった専門分野の視点から意見を届けています。また、中央環境審議会の下に設置されている循環型社会部会においては、今後日本が目指すべき循環型社会の構築のための議論に加わり、専門分野の観点からだけでなく、消費者/生活者の声を代表して届けています。

文科省との関わり

ユネスコ（国際連合教育科学文化機関）は、諸国民の教育、科学及び文化の協力と交流を通じた国際平和と人類の共通の福祉の促進を目的とした国連の専門機関です。ユネスコ憲章前文の「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という一文は有名で、まさにエシカルの考えとも親和性が高いと言えます。
代表の末吉は、日本ユネスコ国内委員会委員として、日本のユネスコ活動（ユースや地域の活動を含む）やユネスコスクールの普及のための議論に加わっています。また教育小委員会にも所属しながら、日本が提唱したESD（持続可能な開発のための教育）の普及や実践について、日頃の活動を通じた経験などから意見を届けています。

農林水産省との関わり

代表の末吉は、農水省が主催している「サステナアワード」の審査員を2020年から2023年まで務めました。
サステナアワードとは、農林水産業に関わるサステナブルな消費、環境との調和、脱炭素、生物多様性、資源循環など、サステナブルな生産やサービス・商品を扱う地域・生産者・事業者の取組に関する動画作品を募集し、優秀な作品を表彰するアワードです。特に優れた作品は、国際会議の場などを通じて国外にも広く発信されており、日本のエシカルな取り組みが世界に注目されるきっかけを作っています。

東京都との関わり

経済産業省との関わり

2024年、日本は「循環経済（サーキュラーエコノミー）」を経済政策として国家戦略に位置づけ、社会・経済・環境の課題を同時に解決する重要な柱として本格的に推進しています。循環経済とは、製品や資源のライフサイクル全体において、再利用・再資源化・長寿命化を徹底することで、環境負荷を抑えながら持続可能な経済成長を実現する仕組みです。
代表の末吉は、経済産業省の産業構造審議会産業技術環境分科会資源循環経済小委員会の委員・資源循環小委員会CEコマースワーキンググループ委員・サーキュラーパートナーズガバナンスボード委員として、循環経済への移行のための議論に加わり、実現するための政策策定にも関わっています。