【タイ・バンコク】微笑みの都市バンコク、エシカルな視点で見ても笑顔になれるのか
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カテゴリ: 国内・海外視察レポート
タイ・バンコクと聞いて最初に頭に浮かぶのは、屋台グルメやマーケット、華やかな寺院ではないでしょうか。実は、エシカルな取り組みが進んでいることをご存知ですか?今回は旅をしながら、『環境や人にちょっといいこと』そんな体験ができるスポットをご紹介します!
前回のレポートはこちら
今回訪れたのはこちらの5ヶ所!
- Spot 1『One Bangkok』
- Spot2『Circular』
- Spot 3『Better Moon Cafe』
- Spot 4『TAKTAI』
- Spot 5『FARM to TABLE』
再生するバンコク – コンクリートジャングルからグリーンシティへ
バンコクはかつて、水上マーケットや地元の手工芸品など、自然と共生しながら持続可能な生活が営まれていました。地域の職人文化が根付き、食品も地産地消が基本で移動手段もボートや徒歩が主流と環境負荷は低めでしたが、経済成長とともに都市開発が進み、高層ビルの建設、交通渋滞、大量消費社会へと変化していき、プラスチックごみの増加や、伝統文化の衰退が進み環境問題が顕在化していきました。
しかし、現在のバンコクは環境問題への意識が高まり、エシカルな取り組みが増加。公共交通の整備、都市緑化、エシカル消費の普及が進み、伝統文化の継承と現代のエコライフが融合する新しい都市モデルへとシフトしています!
Spot 1『One Bangkok』

そのことを象徴する革新的な複合施設が、2024年10月にオープンした『One Bangkok』です。
『One Bangkok』は、LEEDの分野でプラチナ認証を取得しWELL認証の取得も目指しており、オフィス、ホテル、ショッピングモール、住宅、エンターテイメント施設など、多様な機能が一つの場所に集結しているバンコク初の大型複合施設です。
エネルギー効率の高い建築を採用し、太陽光発電や雨水利用など、再生可能エネルギーを積極的に活用。また、総面積の50%を占める広大なオープンスペースと緑地によって都市緑化を推進しており、持続可能な都市モデルを目指した施設です。
施設内のゴミ箱も、『堆肥になる生ごみ』『リサイクルゴミ』『一般ゴミ』の3つに分別されており、廃棄物の適切な管理を徹底しています。

日本の企業もたくさん入っていて、あの『ONIBUS COFFEE』も入ってます!『ONIBUS COFFEE』は、エシカルな取り組みに力を入れているスペシャルティコーヒーショップで、可能な限りプラスチックの使用を控え、環境負荷の低減を目指したコーヒーショップです。
また、コーヒー豆の生産者との直接的な関係を築き、トレーサビリティを重視。農園を訪問し、生産者と直接対話することで、品質の高いコーヒーを提供するとともに、生産者の生活や環境にも配慮したエシカルな取引を行っています。

Website:https://www.onebangkok.com/
Video:https://www.youtube.com/watch?v=crGLGAD1L38
Spot 2『Circular』

次に訪れたのは、『Circular』という服屋さん。こちらは、B corp認証を取得されています。
環境に配慮した素材や製法で作られた衣服を取り扱い、アップサイクルされたアイテムが並んでいます。
エシカルにオシャレを楽しみたい方は、ぜひ一度訪れてみてほしいショップです。
Website:https://jp.circular-club.com/
Spot 3『Better Moon Cafe』

歩き疲れてきた頃にふらっと立ち寄って欲しいのは、『Better Moon Cafe』。
こちらは、カフェ、リフィルステーション、セレクトショップ、ゲストハウスを兼ね備えたスペースです。
カフェでは、ソイやオーツなどのミルクを選べる他、ステンレスストローでの提供など環境に配慮されており、ショップではエコアイテムを購入することも可能です。
店内の商品で特に目を惹かれたものが、木の枝をそのまま活用した筆です。二股の筆や、持ち手が曲がった筆などがずらっと並んでおり、ユニークに感じました。

月経用のカップも他のアイテムと同じように、カフェに並んで販売されていました。日本ではあまり見られない光景で、性に対する捉え方がオープンでいいなと感じました。

他にも、量り売りのコーナーや、2階にはゲストハウスもあるため、宿泊者は持続可能なライフスタイルを体験できます。
Website:https://bettermoon.space/cafe
Spot 4『TAKTAI』

次に向かったのは、『TAKTAI』というファッションブランド。こちらはなんと、竹から作られており、バッグや帽子といった小物から衣類まで、全身コーディネートが揃います。竹の繊維を染めることで、ピンク、青、緑などカラーバリエーションも豊富。さらに、ブランドロゴの入り方もさりげないため、幅広い世代に受け入れられそうでした。
Website:https://www.taktaibrand.com/?srsltid=AfmBOorlo2lvSOZzPu67LmvqWBghRSDBjK2bcl44Mvk4sIBAUHFFtDQj
Spot 5『FARM to TABLE』

最後は夜ご飯を食べに『FARM to TABLE』へ。
系列のカフェが徒歩圏内に2ヶ所あり、どちらもオーガニック食材を使った料理が楽しめます。ベジタリアン・ヴィーガンフレンドリーで、料理やデザートの選択肢も豊富です。バンコクを訪れた際は、ぜひ一度足を運んでみてください!
Instagram:https://www.instagram.com/farmtotablecafe/
変革の街でエシカルな一歩を
今回バンコクを巡って、日本と同様にサステナブルな取り組みが身近に感じられる街だと実感しました。プラスチック削減の意識は高く、大手コンビニではレジ袋の提供を廃止しています。カフェでは紙ストローやリユーザブルカップの導入が進み、リフィルステーションも増加中です。タイ全体でのプラスチック廃棄量は年間200万トン以上に及びますが、削減に向けた動きが急速に広がっていると感じました。
また、オーガニック食品市場も拡大しており、専門ショップやカフェも充実しています。日本より手軽にエシカルな選択ができる印象を受けました。
一方、日本の人口はタイの約1.75倍にもかかわらず、プラスチック廃棄量は年間約800万トン以上と、アメリカに次いで世界2位です。他国ではどのような取り組みがなされているのか、今私たちが向き合うべき問題は何か、すぐ生活に取り入れられることは何か——改めて考える機会となりました。
今回紹介したスポットは、こうした変化の一部にすぎません。バンコクにはまだまだサステナブルなショップやマーケットが点在しています。次のバンコク旅行では、ぜひ自分だけのお気に入りのエシカルスポットを見つけてみてください。きっと、新しい発見があるはずです。
今回レポートを執筆してくれた團さんは、株式会社橙十(とう)を立ち上げ、日欧を舞台にエシカルツーリズムの企画・展開にも取り組んでいます。
「エシカルなアクションを広め、誰もが自然にエシカルな選択をできる社会に」ことをミッションに、現地とのつながりを大切にしたツアーづくりを進めてられています!
会社紹介:
株式会社 橙十(TOUX Inc.)は、「エシカルなアクションを広め、誰もが自然にエシカルな選択をできる社会に」というミッションを掲げています。社名には「問い(問う)」を通じて共に考える姿勢、社会課題を前向きに解決していこうという想いを込めています。
Website:https://toux.notion.site/
Instagram:https://www.instagram.com/dan_ethical
ツアー紹介:
私たちは、エシカルツアーやメディアを通じて、国内外のエシカルな取り組みを多様なセクターとつなぐ“エシカルハブ”として活動しています。現在、日本(関西)を拠点に、国内外のエシカルスポットを巡るエシカルツアーを企画しています。ツアーや協業にご興味のある方はWebsite、Instagramからお気軽にお問い合わせ下さい。