INTERVIEW

日本環境設計株式会社

もう着なくなったお洋服はありますか?捨てれば、ただの「ゴミ」になってしまいます。一方、その服を「原料」に新たな服に生まれ変わらせる選択肢があります。「服から服をつくる」BRINGプロジェクト、これに取り組んでいる日本環境設計株式会社さんに詳しくお話を伺いました。

BRINGは、2019年からアウトドアアパレルの製造販売を開始しました。この事業は店頭回収した古着を再生ポリエステル原料にリサイクルし、その原料を糸・生地・最終製品にリサイクルして消費者に販売し、その服が使用されなくなったらまた回収する、というアパレル製品のサーキュラーエコノミーを実現している事業です。

また、BRINGの古着の店頭回収プラットフォームは、2009年に事業を立ち上げ、当初は無印良品など6ブランドでのスタートだったのが、現在では100ブランドを超えるブランドが参加するプラットフォームになり、月平均で2000拠点の様々なブランドの店頭で使われなくなった古着の回収を行っています。

弊社の会長岩元美智彦がサラリーマンだったころ、ペットボトルリサイクル繊維を用いたユニフォームの営業を行っていました。しかし、その販売した後のユニフォームそのもののリサイクルを行うことは、ペットボトルリサイクルの技術だけでは困難である事に気付き、今後は「再生された後の服」のリサイクルを行うことが社会の課題として発生すると考え、その課題を解決しようと創業に至りました。

現在では服だけでは無く、ペットボトルや携帯電話、プラスチック製品の回収とリサイクルなど「あらゆるものを循環させる」事業を行っています。

2009年の服の店頭回収プラットフォーム事業を開始したときから、消費者から集めた服を原料に再生し、もう一度服を作ることを目指していました。「再生された原料」を使用して服を作ることで、消費者がまたリサイクルをしたい、という気持ちになれると考えたからです。

一方で、社内には服を作ったことがある人も売ったことがある人も居ませんでした。そのため、一人一人が地道にポップアップショップでの手売りを行い、生産背景の確立のために日本全国を回って糸、生地、縫製工場などのサプライチェーンと関係構築するなどの経験を経て、いまでは、「出自がアパレルブランドでもないのに、服の回収を行って、それを自社工場でリサイクルして服を作って売って、また回収しているサーキュラーエコノミーを実現しているなんて、世界でも類を見ない」とエレン・マッカーサー財団にも驚かれるようになりました。

いまでは服の回収屋さんという認知から、徐々に「アウトドアサステナブルアパレル」といったようなブランド認知に変えられたと感じます。

2021年4月までは、品番がTシャツやスウェット類だけだったのですが、5月からは、アウトドア用のジャケットやショートパンツなど、よりアウトドアで使いたくなるようなアイテムが拡張されます。

まだオンラインショップしかないので、直営店を作りたいと考えています。直営店があることで、服を直接販売するだけで無く、ブランドの中の人と直接コミュニケーションもできるし、服の回収もいつでもできるようになります。

10代や20代といった世代がサステイナブルに関心が高い、というだけではなく、具体的な活動をしたい、と考えていると感じます。しかし、参加できる具体的な活動が少ないために、そのフラストレーションがあるように感じます。

そんなときにBRINGの店頭回収に服を持ってきたり、BRINGの服も買ったりしてもらえれば、具体的にCO2の排出削減(※)もできるし、環境負荷を軽減しつつ、楽しく買い物もできます。そんなBRINGのハッピーな仕組みに参加して欲しいです。

※当社のケミカルリサイクルによるPET樹脂の生産は、バージンPETの生産と比較して60%のCO2排出削減に寄与します。

また、日本環境設計は「あらゆるものを循環させる」をビジョンに、様々な企業と連携して、サーキュラーエコノミーを実現するために様々な回収・リサイクルの取り組みを実現させているので、日本環境設計のその他の回収・リサイクルの仕組みにもご参加ください。

会社名:日本環境設計株式会社
日本環境設計HP:https://www.jeplan.co.jp/
BRING EC:https://bring.org/
BRING IG:https://www.instagram.com/bring_org/