INTERVIEW

株式会社サンダース・ペリー化粧品

“肌にやさしく”“人にやさしく”“地球にやさしく”をテーマとした Beauty Ecologyを企業理念とし、サステナブルな製品づくりはもちろん、社会貢献や環境活動も本業の一貫として取り組んでいるサンダース・ペリー化粧品さんをご紹介いたします。

1947年、西ロンドン郊外。庭のハーブを一人の少年が研究し、肌の弱かった姉の誕生日にお手製のクリームをプレゼントした、それがサンダース・ペリー化粧品のはじまりです。
レモン、アボカド、はちみつ、寒天など食べられそうなくらいにナチュラルな素材を使ったサンダース・ペリー化粧品は、植物の持つ力を利用し、使い続けることで足りない肌力を補います。自然がそうであるように、自ら美しくなろうとする本来の力を持つ肌こそ、サンダース・ペリーが目指す「健康肌」なのです。

サンダース・ペリー化粧品では、人体の組成が海水に似ていると考え、海洋植物である「寒天」に着目しました。独自の新乳化法により、合成界面活性剤不使用の心地よい自然化粧品を実現させました。香りに使用するのも、厳選した30種類以上の植物から丁寧に抽出された植物オイルやエキスで、驚くほど澄んだ本物の香りを楽しむことができます。
天然植物成分100%で作られるサンダース・ペリー化粧品は、環境や季節によって繊細に変化します。その時々の植物の力を最大限に活かすために、化粧品を作る全ての工程を熟練した職人が手づくりで行っており、安定した品質を維持しています。
この手づくり製法は、創始者ロナルド・ジョン・ハリントン氏が残したレシピに基づいたもので、私たちは70年以上受け継がれた伝統のある製法を続けています。

サンダース・ペリー化粧品は“肌にやさしく”“人にやさしく”“地球にやさしく”をテーマとした Beauty Ecologyを企業理念としています。創業以来、サステナブルな製品づくりだけではなく、社会貢献、環境活動の拡充も本業の一貫として取り組んできました。

▶サーキュラーエコノミーを目指して
創業以来、できる限りの包装資材簡素化に努めており、サンダース・ペリーの商品は運搬上必要最低限のパッケージになっています。その簡素化で出た製品1本あたり3円分の利益はサステナブル基金として積み立て、社会貢献活動に還元してきました。
ですが、「使い捨て容器」については課題が残ったままでした。
2019年12月、テラサイクルと協働で使用済み容器の自社回収が開始できることになり、使い捨てからの脱却に1歩前進できました。これからも試行錯誤を続けながら、目指すべき循環型社会を実現させたいと思います。

▶カーボンニュートラルを目指して

2021年7月、温室効果ガス排出量削減目標において、国際的イニシアチブ「SBTi」によるSBT認証(1.5℃水準)を国内ナチュラルオーガニックコスメ企業としては初めて取得しました。(※)

今回認定された1.5℃目標は、2050年までの実質ゼロ「カーボンニュートラル」を実現させるものであり、こどもたちに未来をつないでいくためのメーカー責任として、しっかりと取り組んでいきたいと思っています。

▶笑顔の共創を目指して
サンダース・ペリーのお客様の毎年の楽しみのひとつに、有機JAS認定の自社農場ツアーがあります。そこではハーブ摘みなど楽しい体験だけではなく、あえて大変な作業も手伝っていただくことにしています。本当の自然体験を通じてこそ、気付けること、わかりあえることが多いからです。
製品を通じて、自然を通じて、体験や感動をわかちあい、共に笑顔を作り出せる社会こそ持続可能な社会の創造だと信じています。

良き伝統の継承と新しいことへの挑戦を繰り返しながら、株式会社サンダース・ペリー化粧品はサステナブル企業として皆さまとともに歩んでまいります。

(※)株式会社ネイチャーズウェイとして取得
(※)TPCマーケティングリサーチ㈱調べ(2021年7月調査)

会社名:株式会社サンダース・ペリー化粧品
会社HP:https://www.sandersperry.jp/