今月は、エシカル・コンシェルジュのルトン 華菜さんの現地レポート from アメリカ・フロリダ州です。

’Name your price’ あなたは一杯のコーヒーにいくら払いますか?

美味しいコーヒーとともに、私たち一人ひとりがサプライチェーンの一部である気づきをもたらしてくれるコーヒーショップをご紹介します。

日々の小さな積み重ねの中で「ポジティブな選択」をしたいなと思っていた時、あるコーヒーショップと出会いました。そのショップ“CREDO Coffee”は、私の住む街アメリカ・フロリダ州・オーランドにあります。「コーヒー1杯を買う事はとても大きな意味を持つ」という信念があり、そこではどの種類のコーヒーを購入するかを選択した後に、その“値段自体”も購入者自ら選択します。(Name your price!) 例えば、コーヒーの値段が$4〜6のように仮設定されていて、初めてでも戸惑いはなく値段を設定できるようになっています。もちろんそれ以下でもそれ以上でも設定可能です。ただコーヒーを買うだけではなく、自身でサプライチェーンの中でどのような役割を果たすのかを決められます。

また、CREDOではできる限り小規模な生産者から直接コーヒー豆を調達し、可能な限りお金を渡しているそうです。店内ではゼロウェイストのシャンプーや石鹸、スキンケア商品の販売もあり、持続可能な生活にも意識を向けられる環境です。

CREDO との出会いを機に、自身で決定した購入金額が販売者・生産者へと繋がっている事に更に意識を向けられるようになりました。エシカルや持続可能性が注目されている今ですが、自らの行動がどう影響しているのだろうと感じる時もあるかなと思います。でも、コーヒー1杯で「意味のあるインパクト」を自ら残せる。日々の小さな選択は、どんな人でありたいかを選択することでもあるんだな、と思える場所でした。

ルトン華菜
インスタグラムのアカウント: @o_hanayoga
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