【第4回目】

食品ロスって何で減らす必要があるの?

【第4回目】

食品ロスって何で
減らす必要があるの?

食品ロスとエシカルって関係があるのでしょうか?世界の食品ロスは、中国・米国に次いで世界第3位の温室効果ガス排出源で環境負荷の一因です。世界的には350兆円以上もの経済的な損失です。これだけの食べ物を廃棄する一方で食べられない人がいるのは倫理的な課題です。食品ロスは、我々が受けられる雇用や医療、教育、福祉のチャンスを奪う問題なのです。この講義では、グローバル食品企業と日本初のフードバンクの両方で広報責任者を務めた経験を持ち、食品ロス削減推進法成立のきっかけを作った講師が、食品ロスの現状と具体的な削減策についてお話しします。

井出留美
ジャーナリスト

奈良女子大学食物学科卒業。博士(栄養学/女子栄養大学大学院)修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊、日本ケロッグを経て3.11食料支援で廃棄に衝撃を受け誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力。政府・企業・国際機関・研究機関のリーダーによる世界的連合Champions12.3メンバー。著書に『食べものが足りない!』『SDGs時代の食べ方』『捨てないパン屋の挑戦』『食料危機』『あるものでまかなう生活』『捨てられる食べものたち』『食品ロスをなくしたら1か月5,000円の得!』『賞味期限のウソ』他、監修書に『食品ロスの大研究』他。食品ロスを全国的に注目されるレベルまで引き上げたとして第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/令和2年度 食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。

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