INTERVIEW

ミヤザワ株式会社

私たちの人生の節目の一つである卒業式。そこで授与される卒業証書や大切に保管するためのホルダーや筒。また、何気なく普段つかっている学級日記や出席簿、ノートやメモなどの身近な紙製品。そのものづくりの背景に、一緒に思いをはせてみませんか。今回「紙の料理人」・ミヤザワ株式会社様からお話を伺いました。今後の新たな挑戦にも目が離せません!

「一生に一度の思い出を大切に」のお手伝いをして71年、卒業用品(賞状丸筒、角筒、賞状ホルダー、賞状用紙、胸章など)、教務用品(教務手帳、出席簿、学級日記、襟章バッジなど)の市場を作り、学校に携わる事業をドメインにミヤザワ株式会社は製造販売を行っております。近年では、多様化するお客様のニーズにお応えし、紙器、布などの特殊素材を加工し、結婚式やアニバーサリー品、企業様の式典用、エシカルな紙製品を自社工場にて原材料調達から製造、出荷まで全て業務一貫で行っております。

弊社のものづくりは、お客様が国内外の学校が主体ということもあり、教育委員会などから指定された素材調達、環境基準に合わせてのものづくりが中心でした。

しかし2012年8月バナナペーパーと出会い、私たちはその考え方が大きく変わりました。バナナペーパーとは、アフリカ・ザンビアで破棄されているオーガニックバナナの茎から繊維を取り出し、日本の越前和紙の技術を用いて作られたフェアトレードの紙です。アフリカ・ザンビアでは今も貧困問題に苦しみ学校に通えない人が大勢います。そんな中、私たちが目指すのはバナナペーパーという『ものづくり』を通してザンビアでの雇用を生み出し、質の高い教育の機会を作ることが出来る。大切に作られたバナナペーパーを皆さんの努力が報われた「卒業」のときにもらう卒業証書に使いたい、本人の努力と紙を作った人の努力が少し重なる気もして、とても心温まるものが、この素材を通し作れる事を知ったからです。

これを機に弊社では、お客様の調達基準に合わせるものづくりから、人・社会・環境に優しく、みんなが幸せになるものづくりにしようと考え方が変わりました。

(バナナペーパーの卒業証書)

2015年10月FSC認証を取得し、弊社製品は森林認証紙を多く取り入れものづくりをおこなっております。その甲斐あり、職場では普段の生活で出会ったフェアトレード製品やエシカル製品を話題にしたり、エコバッグや買い物カゴ、飲食物をフェアトレード製品にしたりと私生活でもFSC認証マークのある製品やフェアトレード製品を取入れ、一人一人が環境やエシカルへ対する意識が変化しました。

2020年4月からは弊社が製造販売するすべての素材調達、サプライチェーンの見直しを行い、FSC認証紙やリサイクルに回せる紙の調達を推し進めると同時に、年間工場で廃棄される180tのゴミ量を減らす為、9種類のゴミ分別を行い初年度140t以内にゴミ量を減らす目標を立てました。

2021年4月からは大手製紙メーカー様4社様の協力もあり、日本で初めてFSC認証の卒業筒を発売する予定です。ミヤザワのものづくりは2030年までに世界が掲げるSDGs17の目標、169のターゲットを一つでも多く達成するため、紙製品作りを食事する【オーガニック・レストラン】と例え、安全で美味しい、児童労働がない、無駄なく材料を使う、満足いくサービス、適正な価格、余った材料でアップサイクル商品を作る【紙の料理人】となり人や環境、地球に優しいものづくりに励んでまいります。

会社名:ミヤザワ株式会社
会社HP: https://www.miyazawa-kk.jp/