INTERVIEW

Mazza株式会社 LICORNE-リコーヌ-

私たちは買い物をするとき、価格やデザインや機能性など様々な基準で判断していると思います。Mazzaさんが取り扱っている石けんリコーヌの記事を読むと、エシカルという基準も買い物で大事にしたいと思うのではないでしょうか。もので溢れている現代だからこそ、ストーリーあるものを選んでみませんか?

LICORNE(リコーヌ)は、南フランス・マルセイユに本店を構える、ユニコーンが目印の小さなサボネリーです。爽やかな潮風に包まれる港ちかくのアトリエで、伝統的なマルセイユ石けんを原料から厳選し手作りしています。

-オリジナルフレグランスの石けんは地元のみならず世界中にファンがいます-

>取り組みについて

LICORNE(リコーヌ)はオーナーのSerge Bruna(セージ・ブルーナ)氏による家族経営でフランス・マルセイユ、イタリア・トリノに店舗とミュージアムを展開しています。季節に合わせた選りすぐりの原料と日々の温度や湿度の違いを感じながら、100年前から受け継ぐ機械を大切に動かし、一つ一つ愛情をこめて石けん作りをしています。ブランドアイコンのユニコーンは、古くから港で商売を営んでいたブルーナ家が代々屋号として使っているシンボルで、ヨーロッパでは古くから守り神としても愛されています。

2007年、希少で卓越した伝統的技術を持つ企業に対してフランス政府が認定する無形文化財企業(EPV)を取得しました。工業製品でない石けんは、エシカル消費を意識されている方にも愛されています。これは、LICORNE(リコーヌ)が守ってきたクラフトマンシップが評価された結果であり、フランス国内においても昔ながらの製法やその価値に改めて注目がされていると実感します。大量生産ではなく必要な量のみを丁寧に手作りする、まさに作り手の顔が見える石けんです。

-石けん表面には、シンボルのユニコーンが手作業により刻印されています -

>私たちの想い

南仏・プロヴァンスのリラックスしたライフスタイルや、日々の暮らしの中にあるささやかな幸福感を、マルセイユ石けんを通してお伝えすること。
7世紀から脈々と受け継がれる製法により、手間と時間をかけて作られるLICORNE(リコーヌ)の石けんは、忙しい日々に「心がふと落ち着く時間」を思い出させてくれます。毎日何気なく行う石けんを泡立てる時間に、プロヴァンスの香りや、海外の空気を感じながら、ゆったりと寛いで過ごして頂きたいと願っています。日々の暮らしの中にも、ちいさな幸せ時間を見つけてみてください。

>南仏・マルセイユより

自由に渡航できない期間を経て、数年ぶりに訪れたマルセイユ。本店は地元住民や観光客で賑わい、活気が戻っていました。現地では友人や家族との会話にも環境に関わるトピックが多く、日常の中でも関心の高さを感じました。

石けん作りには水とエネルギーを使用します。干ばつが度々発生するヨーロッパで、使用する水をどのように削減すれば、環境負荷を減らし生産できるのか。LICORNE(リコーヌ)のアトリエにおいても、原料調達から新型の石けん釜の利用に至るまで多くの試行錯誤が日々行われています。

マルセイユ石けん発祥の地であるマルセイユで、全盛期の1900年代には300社を超えていたメーカーも、時代の流れと共に現在はLICORNE(リコーヌ)含めて数社だけが、この地で製造を行っています。

昔ながらの製法と歴史を守りながらも、現代の環境や暮らしに合わせて、変化に挑戦していくこと。簡単ではありませんが、これからもLICORNE(リコーヌ)と共に、暮らしに寄り添い、エシカル消費の後押しをしながら取り組み続けていきたいと思います。

会社名:Mazza株式会社 LICORNE-リコーヌ-
ブランドサイト : https://www.licorne-savonnerie.jp/
公式インスタグラム : https://www.instagram.com/licorne_japon/

Interview ALL